お祝い前のひとり呑み … もつ焼き「ホルモン」(沼袋)
立石のもつ焼き店、「宇ち多゛」を中心に、記憶をなくすまで飲み歩く様子を、きれいな写真とともに、おもしろく綴っていることで人気のブログ、「宇ち中」が、100万アクセスを突破したということで、今日はそのお祝いのオフ会です。
所用のため、午後4時開始の一次会には出席できなかったのですが、二次会からの合流を前に、ひとり「ホルモン」で下ごしらえです。素面(しらふ)のまま合流すると、ひとりだけテンションが違っちゃいますもんねぇ。
店に着いたのは午後5時半。土曜日の早い時間帯は比較的静かなようで、焼き台の両側に並ぶ平行カウンター14席ほどと、テーブル席2卓8席の、合わせて22席程度の店内は、私も含めて8人(3割6分)程度の入り。
今日もまた寒い1日なので、燗酒(260円)をもらって、煮込み(290円)にお新香(100円)からスタートです。
煮込みは、焼き台横の寸胴(ずんどう)で煮込まれているのを小鉢によそい、刻みネギをぱらりとトッピングして出されます。焼きものの注文が多くて焼き台が渋滞しているときでも、すぐに出してもらうことのできる料理です。カウンター上に置かれている一味唐辛子を振りかけていただきます。
ほとんどのお客さんが注文する、人気のお新香も、あらかじめ奥の冷蔵庫でスタンバイされていて、すぐに出されます。今日のお新香はカブとキュウリです。
焼き台が空いたようなので、レバとコブクロを2本ずつ(もつ焼きは各1本100円)、ちょい焼きでもらいます。この店では、昔からもつ焼きを生で出すことはしていないのだそうで、一番、生の状態に近いのが、この「ちょい焼き」という、表面をちょっと炙った状態で出してもらう食べ方です。レバとコブクロの2品だけが「ちょい焼き」の対象で、素焼き(素炙り?)したものに、おろし生姜と刻みネギとを添えて、醤油(または好みでポン酢醤油)をかけて出してくれます。
ちょい焼きが出たところで、燗酒をおかわり。燗酒は、カウンター中央部に埋め込むように据え付けられている燗づけ器で作られます。一升瓶からチロリにお酒を入れ、そのチロリのお酒を、燗づけ器の上部にある漏斗(じょうご)のような口から注ぎ込み、下に付いている蛇口の下に空いたチロリを置いて、蛇口をひねれば、もう燗酒のできあがりです。
燗づけ器の内部にはお湯がたっぷりと入っていて、上の口から入れたお酒が、そのお湯の中を細長いチューブ(らせん状に巻いていると思われます。)で通り抜ける間に、燗がつくという仕組みになっているようです。四ツ谷の「鈴傳」、虎ノ門の「鈴傳」も同じタイプの燗づけ器ですね。
「店の前の景色が変わったでしょう?」と店主。
店の向かい側に建築中だったマンションが、ほぼできあがって、姿を現したのです。
「もっとこっちに迫ってて圧迫感があるんじゃないかと心配してたんですけど、思ってたよりは距離がありますねぇ。安心しました」
今日もそのマンションのすぐ横を抜ける新たな路地からやってきたのでした。
もう1杯、燗酒をもらって、アブラ、オッパイ、ナンコツを塩で焼いてもらいます。なにしろこの店のアブラとオッパイが好きなんですよねぇ。ナンコツは久しぶりです。
ピピピッと携帯が鳴って、みなさんが二次会に移ったという知らせ。クイッと燗酒を飲み干して、ちょうど1時間の滞在は1,870円でした。どうもごちそうさま。
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そんなわけで、宇ち中さんの100万アクセス記念オフ会に、二次会の「野方五丁目商店」から合流し、その後は「満月」「ペルル」に、再び「満月」というゴールデンコースをたどって、フラフラになるまでお祝いしたのでした。
電車で帰るメンバーと別れた後、最後の最後に、にっきーさんともう1軒、「及゛(ぎゅう)」に行ったらしいのですが、記憶の中にはありませぬ。(爆)
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