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今が旬、三つ葉お浸し … 大衆割烹「ほ里乃家(ほりのや)」(鷺ノ宮)

三ツ葉おひたし


 金曜日。地元・鷺ノ宮(さぎのみや)に帰ってきたのは、日付けの変わる午前0時。駅南口にある「ほ里乃家」でちょっと飲んでから帰りましょうか。

 「こんばんは」と入った店内には、先客は5人ほど。J字カウンター(Jの右上が入口)の一番奥(Jの下側)が空いているので、そこに座り、今日は抹茶割り(340円)でスタートです。

 お通し(200円)のポテトサラダをつまみながら、壁の短冊メニューを確認。おっ。カキフライ(400円)がある。しかし、この夜中に揚げ物をたのむというのもなぁ。ひとりのために油の準備をしてもらうのも心苦しいので、カキ串焼き(500円)にするかなぁ。このカキ串焼きもうまいんですよねぇ。

 と、そこへ、入口近くに座っている男性客から「アジフライ(400円)ください」と注文が入ります。やった。揚げ物だ。じゃ、私も遠慮なく。

「すみません。こちらはカキフライをお願いします」

カキフライ カキフライは5個。横にキャベツの千切りと、櫛(くし)切りのレモンが添えられます。最初の1個は、軽くレモンだけ搾ってシャクッといただくと、中から熱々のカキエキス。ハフハフ。なんとうまいことよ。2個目はウスターソースをちょっとかけて。もうすぐカキの季節も終わっちゃいますねぇ。

 居酒屋でうれしいのは、こうやって季節の食べ物がいただけること。和食の店などでは、ちょっとだけ季節を先取りした、いわゆる「走り」の食材が出されることが多いらしいのですが、居酒屋の場合はほとんどの場合、旬まっさかりで、比較的安価に仕入れられる時期に出されることが多いので、値段も安いのがいいところ。

 抹茶割りをおかわりし、そんな旬の食材のひとつ、三ツ葉おひたし(350円)をいただきます。今が旬という三ツ葉は香り、こく、春らしい苦みと三拍子揃っていて、茎も太くて食べごたえがあります。

「これは美味しいですねぇ!」

 と店主に感想を述べると、

「ほうれん草のおひたしに、カツオ節をかけて、生卵(黄身のみ)を混ぜたのも、いいつまみになるんですよ。ほうれん草の仕入れのあるときならできるんですが、簡単にできるのでご自宅でもやってみたらどうですか」と店主。

 へぇー。玉子の黄身入りのおひたしか。黄身の濃厚な味わいがからんで、おいしいかもなぁ。

 午前1時まで、ちょうど1時間の滞在は1,630円でした。ごちそうさま。おやすみなさーい。

店情報前回

《平成20(2008)年3月14日(金)の記録》

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コメント

最近、近隣のブログを紹介して手を抜いているらしい散歩人です♪(苦笑)

それにしても、黄身を混ぜると美味しくなるなんて、知って得する情報ですね♪
主婦(主夫?)にも嬉しい裏技!

今後も楽しみにしております。

投稿: 散歩人 | 2008.04.09 00:08

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