皆で料理を分け合って … 大衆酒場「だるま」(門前仲町)
「大坂屋」を出て、門前仲町での2軒目は、当初予定の「だるま」です。今日も「だるま」の店頭には、おやじさん(=店主)が立っていて「5人? 入れるよ。奥へどうぞ」と案内してくれます。
「だるま」の店内は、入ってすぐのところに、厨房を囲むようにコの字のカウンターがあり、その奥に4人掛けのテーブル席が8卓ほど並ぶ造り。我われは奥のテーブル席へと通されます。まずはチューハイ(400円)を人数分(5発)注文して乾杯してから料理の注文です。
「この店で私が好きなのは鳥あみ焼き(800円)と鳥つくね焼き(600円)なんですよ」とFさん。
鳥あみ焼き(800円)は、皮付きの大きな塊(かたまり)のまま焼いた鶏肉を、一口大に切り分けて、こんもりとお皿に盛ったもの。ボリュームもたっぷりだし、なにしろ肉がしっかりとした歯応えなのがいいですよねぇ。添えられた練り芥子をちょいと付けていただきます。
鳥つくね焼き(600円)のほうは、ハンバーグのような形に整形された鳥つくねが2個、タレ焼きの、よく焼きで仕上げられて、こちらも練り芥子が添えられています。タレの照りもつやつやと、食べる前からすでに美味しそうです。こちらはそれほどボリュームフルじゃないので、ひとりで来たときにもおすすめですね。人気の串カツと同じくらいのボリューム感でしょうか。
Yさんの注文はウインナー炒め(600円)。大衆酒場、大衆食堂から高級な割烹やレストランまで、値段に分けへだてなく「いい店」を愛するYさん。大衆酒場で出されるような、いかにもチープな感じの食べ物も好きなのだそうです。このウインナー炒めはその代表格のようなもの。斜めに刻みめを入れられたウインナーを炒めて、レタスと千切りキャベツの上に置き、練り芥子とケチャップが添えられます。魚肉ソーセージなどと同じように、なぜか酒が進むつまみなんですよねぇ。
橋本さん、地元・やなちゃんは、牛モツ煮込みとおでん(700円)を注文です。
牛モツ煮込みは、シロ(腸)を中心に、コンニャクをちょっと加えて煮込んだもの。カウンター内の大鍋から小鉢に取り分けられ、刻みネギがトッピングされます。基本的にボリュームが多いのが特徴のこの店のメニューの中で、この牛モツ煮込みは、割りと一般的な煮込みの量です。
おでん(700円)も、煮込みと同様にカウンター内の鍋から、玉子、大根、厚揚げ、コンニャク、ちくわ、はんぺん、の6種がひと皿に盛り合わされます。
私の注文は、ここに来るたびにたのんでいる、サラダ盛り合わせ(600円)ですレタスをひいた皿に、冷やしトマト、ポテトサラダ、マカロニサラダの3種が盛り合わされます。ひとりだと、これだけでお腹いっぱいになってしまうのですが、5人だとちょっとずつになっちゃいますねぇ。3人でひと皿をシェアするくらいがちょうどいいのでしょうか。
チューハイもおかわりしながら、1時間半ほど楽しんで、5人で10,250円(ひとりあたり2,050円)でした。ひとりでも楽しめますが、この店はやっぱり今日のようにグループで来たほうが、いろんなものが食べられていいですね。値段が半分くらいで、量を半分以下(3分の1くらい)にしてくれると、私ひとりでも、いろいろつまめそうなんですけどねぇ。
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