たたみいわしで燗酒を … 酒房「北国(きたぐに)」(中野)
5月に入りました。ゴールデンウイークの連休二日目の今日、ふらりと飲みにやって来たのは、中野駅南口にある酒房「北国」です。
午後6時半頃に到着すると、店内の先客は4人ほどで、そのうちのお二人は、女将さんの姪御さんであるユミさんご夫妻です。
L字カウンターの手前のほうに座って、まずはビール(キリン一番搾り大瓶)をもらうと、今日のお通しはモズク酢。ガラスの器に盛られたモズク酢は、添えられたおろし生姜との色の対比もよくて涼しげです。
「うちで作ったんだけど、よろしければどうぞ」
とユミさんが出してくれたのは、竹の子ご飯です。ユミさんのご主人が、昨年末で定年退職されたため、今年に入ってから「北国」は女将さんひとりで切り盛りされているんだそうです。でも、ユミさんのご主人も、この店の常連さんだったので、今もお客さんとしていらっしゃってるんですね。お客さんとはいえ、ユミさんも居るとお店に安定感がありますよね。
飲み物を燗酒(新政)に切りかえて、たたみいわし(400円)をもらいます。たたみいわしは、カタクチイワシの稚魚を、紙をすくような感じで、平たく広げ、天日干しにしたもの。軽く炙ったものにちょっと醤油をたらしていただくと、燗酒と合うこと合うこと。
燗酒をおかわりし、今度はお新香(300円)です。今日のお新香は、白菜漬を中心に、沢庵(たくあん)がちょっと添えられています。
最後に燗酒をもう1本いただいて、午後9時前まで、2時間半ほどの滞在は2,800円でした。どうもごちそうさま。
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