〔コラム〕 ひとり呑み ~大衆酒場の楽しみ~
7月にWAVE出版から「ひとり呑み ~大衆酒場の楽しみ~」という本を出版していただくことになりました。
前作の「酒場百選」(ちくま文庫、2006年)は、このサイトの中から都内の酒場100軒を選んで、それらの店への訪問記事を1冊にまとめたものでしたが、今回の「ひとり呑み」では、そのタイトルのとおり「ひとりで酒場の暖簾をくぐり、どっぷりと酒場の雰囲気につかる喜び」という、ひとり呑みでの「酒場浴(さかばよく)」をテーマにしました。
全体は2部構成。第1部、「ひとり呑みのすすめ」では、ひとりで呑むうれしさ、楽しさを述べたあと、「ひとり呑み入門」ということで、はじめてのひとり呑みのときの店の選び方、飲み物・食べ物の選び方、注文の仕方、さらには酒場での過ごし方について書き、その後、入門からさらにもう一歩踏み込んで、ひとり呑みの酒場、酒、料理などについて考察したあと、ひとり呑みの酒場を大衆酒場、立ち飲み屋、小料理屋、バーなどのジャンルに分類しました。この第1部は、ほとんどの部分が本書のための書き下ろしです。
第2部は「ひとり呑み酒場訪問記」として、自分の行きつけの店を中心に、50軒近くの店をピックアップし、そこでのひとり呑みの訪問記録を紹介しています。この部分は、このブログの記事をベースにしていますが、全体の分量やトーンを調整するために、手を加えています。
ブログのために撮ってきた数々の写真についても、「酒場訪問アルバム」というカラー・ページに載せてもらいました。印刷された写真は、ブログで見るのとは、またちょっと違った感じです。
7月15日(火)発売予定。四六版・ソフトカバー・約200ページ。予定価格は本体1,400円+税だそうです。(ISBN978-4-87290-363-8 C0036)
前作同様、今回の「ひとり呑み」も、よろしくお願いします。
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