マグロ刺身が130円 … 立ち飲み「いこい」(赤羽)
赤羽での2軒目は、これまた朝から開いてる立ち飲みの「いこい」です。しかもこちらは午前7時からの営業で、定休日も第1日曜のみというものすごさ。
土曜日、午後1時の店内は立ち飲みカウンターのみにゆるやかにお客さんが入っている状態で、フロアに置かれた何卓かの立ち飲みテーブルはまだ空いています。このゆるやかな感じでも、客数でいうと25人ほどは入っているでしょうか。なにしろ80人ほど入れるキャパシティがありますからねぇ。
私もカウンターの一角に立ち、瓶ビール(サッポロ黒ラベル大瓶、390円)とマグロ刺し(130円)をもらいます。
大瓶のビールが390円というのは安いですよねぇ。生ビール(中ジョッキ)も同じく390円。ビール以外の飲み物も、お酒が180円、ハイボールも180円。レモンサワーやウーロンハイなどのサワー類が210円、黒ホッピーが320円。そしてつまみはずらりと並んだ小皿もののほとんどが110~130円です。
この店は、品物と引き換えに料金を支払う、キャッシュオンデリバリー方式を採用しています。キャッシュオンデリバリーの立ち飲み屋に行く場合は、2千円ほど出しておけば、たいてい足りるので、今日もなにも考えずに目の前に2千円を置いたのですが、「いこい」の場合は千円もあれば十分でしたね。普通に飲んで2千円は使いきれないかもしれません。
「520円、いただきます」
と言いながら、店のおにいさんが千円札を1枚取り、おつり480円を、カウンター上に残ったもう1枚の千円札の上に置いてくれます。
マグロ刺しも130円ながら、赤身が1切れ、中とろっぽい身が2切れの合計3切れ。ツマとして千切り大根が付き、練りワサビも添えられています。これにカウンター上に置かれた醤油をサッとかけていただきます。
朝から開いてるとても安い酒場でありながら、店の表には「酔った方の入店、お断りします」の張り紙が、そして店内にも「暴言をはいたり、店の雰囲気をこわしたり、お客様に迷惑をかけたりする方は一切出入り禁止します」という張り紙があって、店内の空気はしっかりとしています。この軽い緊張感(凛とした雰囲気)があるのが、名店の証なんですね。
この店には、もつ焼きのメニューもあって、レバ焼、タン焼、カシラ焼、シロ焼、ナンコツ焼、豚バラ焼などがそれぞれ1皿3本で220円。つくね焼は1皿2本で220円。その並びにレバホルモン(220円)なんてメニューもあり、ちょっと気になったので注文してみました。
待つことしばし。出されたレバホルモンは、レバーの唐揚げでした。それにしても、この値段ながら、作り置きではなくて、揚げたての熱々を出してくれるところがありがたいではありませんか。
「サラダ(110円)もください」と追加注文すると、
「スパ? ポテト?」と確認してくれるおにいさん。スパゲティサラダとポテトサラダが選べるんですね。
「スパでお願いします」
サラダはカウンターの中に置かれた冷蔵ガラスケースの中に並んでいるものをサッと出してくれます。しかしこのサラダも、スパとポテトの両方を出してもらったとしても220円ですから、安いですよねぇ。
40分ほどの立ち飲みタイム。カウンター上に残った1,150円をポケットに入れ、カウンター内の店主に「ごちそうさま」と声をかけながら店を後にしたのでした。やっぱり千円かからなかったか……。
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