名物・つぶ貝の塩焼き … 寿司「魚がし寿司(うおがしずし)」(都立家政)
西武新宿線・都立家政(とりつかせい)駅のすぐ近くにある、地元で人気の寿司屋が「魚がし寿司」です。出前などはやっておらず、夕方から開店する店内で飲み食いすることができるだけ、というシンプルな営業スタイルながら、その店内はいつも満席状態なのです。
土曜日、午後8時の店内も予想どおりほぼ満席。なにしろカウンター10席程度分しか席がありませんからねぇ。しかしながら、ちょうど二人連れのお客さんが帰ったところなのか、カウンター中央部にポカンと二つ、空席があり、そこに座ることができました。
お店はカウンターの中で寿司をにぎる店主と、ホールを担当するおかみさんの二人で切り盛り中。席に座るとすぐにお絞りを持ってきてくれるおかみさんに、燗酒(500円)を湯飲みでもらって、肴(さかな)には、この店の名物メニューのひとつ、つぶ貝の塩焼き(600円)を注文します。
ちょうど昨日(2008年7月7日)くらいから書店に並び始めた新著「ひとり呑み」の中で、酒場をジャンル分けしているところがあります。その中では、寿司屋を「専門料理」というジャンルにしました。このジャンルには、ほかに、おでん屋、そば屋、天ぷら屋、うなぎ串焼き屋などが入ります。
寿司屋で酒を飲むというのは、今ではごくごく当たり前の風景。もとは江戸時代の呑ん兵衛が、握り寿司のネタの部分だけをつまみに飲みはじめたらしいのですが、現在はつまみ用のメニューを別途用意している店のほうが多いくらいですね。
ここ「魚がし寿司」にも、握りとは別に専用のおつまみメニューが張り出されています。今日は、今いただいている、つぶ貝の塩焼きのほかに、シマアジの刺身(700円)、生ダコ刺身(700円)、カツオ刺身(700円)、ホタルイカおつまみ(400円)などが並んでいます。
ホタルイカのおつまみ、というのにもちょっと引かれつつ、シマアジの刺身を注文し、お酒(500円)もおかわりをもらいます。
こうやってつまみでもらったときは、普段、刺身をつまみながら飲むときと同じように、ゆるりゆるりと食べればいいのですが、握り寿司そのものをつまみに飲むときは、寿司が出ると同時に、間髪をいれずにそれを食べて、食べ終わってから、次の握りをもらうまでの間に飲むのがいいように思います。
シマアジの刺身に続いては、コハダ(1個100円×2個)と、穴子(1個150円×2個)を握ってもらいます。ここに来ると、この2品は必ず食べてますねぇ。大好きなネタです。
1時間強の滞在は、2,800円でした。どうもごちそうさま。
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