たっぷりとカクテルを … バー「日登美(ひとみ)」(落合)
おでんの「こなから」を出て、東(江戸川区)方面に帰るCさんを御茶ノ水駅で見送って、同じ西(中野区)方面に住むEさんとふたりでやって来たのはカクテルラウンジ「日登美」です。Eさんは、この店の近くに住んでいながら来たことがなかったのだそうで、「それじゃ、ぜひ」と帰り道にお誘いしたような次第です。
土曜日、午後10時過ぎの店内は、5割程度(先客が4人)の入り。我われ二人も、空いていたカウンターの奥のほうに腰をおろし、私はスティンガーをハードシェイクで、Eさんは「少し甘めのショートカクテルを」というオーダーで、スティンガーと同じブランデーベースのショートカクテルを作ってもらって乾杯です。
店内に女性客が多いこともあって、今日もマスター得意の駄洒落(だじゃれ)が炸裂しています。
2杯目に、これまた同じブランデーベースのサイドカーをもらうと、Eさんは「今度はロングで」という注文で、アクアヴィットをベースにした、この店のオリジナルカクテル、レッドバイキングです。
「マスターの駄洒落は毎度のことなんだけど、もっと興がのってくると、マジック(手品)も披露してくれるんですよ」
なんて話していたら、マスターが惜しみなくそのマジックも繰り出してくれます。
Eさんの3杯目はアマレットの入ったロック、私は火が出るような辛いウォッカで作るブラッディ・シザーズで酔いを覚醒したつもりになりながら、実はより酔っ払って、4杯目のマティーニに突入します。「アマレットの味が好きなんですよ」というEさんの4杯目はアマレットのロングカクテル。
ここに来る道すがら「最後はマティーニでしめることが多いんですよね」なんて話しながら来たので、
「マティーニを注文したってことは、もう終わりですか?」とEさん。
「いやいや。そんなことはありません。もう1杯いきましょう!」
そう言いながら注文した5杯目はメーカーズマークのソーダ割り。最後に緩やかなロングカクテルに逃げちゃいましたねぇ。それに対してEさんの5杯目は、ビシリと強いショートカクテル、XYZ。
「ショートカクテルは、すぐに飲み干さなきゃダメなのよ」
と言いながら、キューッとXYZを空けるEさん。強いですねぇ!
日付けが変わるころまで楽しんで、お勘定はふたりで9,300円(ひとりあたり4,650円)。この店はショートカクテルは800円、ロングカクテルは900円です。
駅前までEさんを見送って、5杯のカクテルにへろへろになりながら家路についたのでした。
| 固定リンク | 0
コメント