冷奴に塩辛のせて冷酒 … 立ち飲み「やき屋(やきや)」(荻窪)
都内での仕事を終えて、やってきたのは荻窪の「やき屋」です。前回来たのが4月の終わりだったので、1ヶ月半ぶりくらいでしょうか。なんと、その間に値上がりしたようで、つまみはほぼ全品170円均一。ただし、今度は消費税込みの価格になっていますから、実際の値上げ幅は12円(8%)ほどということですね。もつ焼き「宇ち多゛」の値上げと同じく、『それでも安い』といった感じです。
ちょうど空いていたカウンターの中央部に立って、まずは瓶ビール(アサヒスーパードライ中瓶、400円)とゲソ揚げ(170円)をもらって飲みはじめると、もともと雨だったのが、よりひどくなり、稲光と雷鳴の間隔もより短く、そして激しくなってきました。
「やぁ、大変だ」
と、びしょ濡れになりながら飛び込んできたお客さんの話では、三鷹駅かどこかに落雷があって、中央線が止まってしまったのだそうです。やぁ、私もギリギリのタイミングで荻窪までたどり着いたということですね。
こんな天候ゆえに、「やき屋」の店内もいつもほどは多くなくて、比較的ゆったり気味。とは言っても、ゆるやかに満員状態であることは変わらず、しかもバケツをひっくり返したような雨の上に、ピカピカゴロゴロがものすごい現状では、だれも店の外に出て行くことすらできない感じです。
こういうときは、腰を据えてのんびりと、ですね。
「冷奴(170円)と塩辛(170円)をください。あと、日本酒(250円)を冷たいので」
冷奴に、自家製のイカ塩辛をのせて、コップ酒の冷酒です。この呑ん兵衛3点セットで590円というんだから嬉しいですよねぇ!
ゲンさん(この店の店長)の話では、ここのイカ料理を考案したのは大将(=中野「やきや」の店主)なんだそうですが、その中野の「やきや」では、ミミ刺と塩辛しか出していないというのもおもしろいですよねぇ。イカはもっぱら荻窪で、といったメニュー構成です。
お酒を飲み干して、外の様子を確認すると、雷雨はずいぶん弱まってきたものの、もうちょっとかな。
そんなわけで、もう1杯、冷酒(北の誉、250円)をもらって、今度はみそきゅうり(170円)をもらいます。みそきゅうりは、1本のキュウリの端々を落とし、縦に二つに切って、長方形の皿にのせ、横に味噌を添えただけのシンプルな一品。なのに、これが(特に夏場には)人気があるのです。
2杯目のお酒を飲み終わる頃には、予想どおり雨もあがります。ちょうど1時間の立ち飲みタイム。お勘定は1,580円でした。どうもごちそうさま。
ゲソ揚げと瓶ビール / 新しいメニュー / みそきゅうりと冷酒
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