近所の酒場をハシゴ酒(2) … 「ホルモン」「秋元屋」「ピュアー」
3軒目:もつ焼き「ホルモン」(沼袋)
土曜日に近所の酒場を巡っています。今日の3軒目は沼袋(ぬまぶくろ)に回って、もつ焼き「ホルモン」です。
まずは赤星のビール(サッポロラガー大瓶、490円)とお新香(今日はキュウリ、カブ、白菜で100円)をもらってスタートし、焼き物はアブラ、オッパイ、タンを塩で焼いてもらうと、「今日は、卵付きのコブクロもありますよ」と、ハツ下、タン下と一緒に出してくれました。「ホルモン」の店主は、私と同郷(愛媛県出身)の先輩なので、なにかと可愛がってくれるのです。
わが家の近くの私的もつ焼き四天王は、ここ沼袋の「ホルモン」に、中野の「石松」、野方の「秋元屋」、そして荻窪の「カッパ」の4軒で、それぞれ新鮮なもつを、絶妙の焼き加減で提供してくれる名店ぞろいなのです。
さらにこの地域のもつ焼き文化を、幅広く支えてくれているのが「四文屋」グループです。私が知ってるだけでも、西武線沿線では新井薬師前、沼袋に、中央線沿線では中野、高円寺、阿佐ヶ谷の各駅の近くにチェーン展開しており、どの店も店内はお客さんでいっぱいなのです。
これだけのもつ焼き屋さんが近くに集まっていて、相互研鑚していれば、美味しいもつ焼きが食べられるのも道理ですよね。「秋元屋」に「四文屋」グループの社長さんが来てたり、「石松」で「秋元屋」のマスターを見かけたり、あるいはまたその逆も見かけたりと、みなさん勉強熱心なのです。
2巡目のもつ焼きとして、テッポウ、ヒラ、ヒモをタレで焼いてもらいます。テッポウは豚の直腸、ヒモは普通の腸の部分で、ヒラはその中間的な部分です。こうやって3種3本を並べて食べると、その違いがよくわかります。
1時間強の滞在は1,190円でした。どうもごちそうさま。
「ホルモン」 / ビールとお新香 / アブラ、オッパイ、タンなど
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4軒目:やきとん「秋元屋(あきもとや)」(野方)
沼袋からトコトコ歩いて、となり駅の野方(のがた)に到着します。野方といえば、わが家の近くの私的もつ焼き四天王のもう1軒、「秋元屋」ですね。今日は、もつ焼き屋のハシゴです。
日曜日以外の「秋元屋」は、レバ生(=レバ刺し)があるんですよねぇ。いつも日曜日の4時に来ることが多い「秋元屋」なので、久々に日曜以外にやってきた今日は、レバ生に、氷なしホッピーからスタートです。
レバ生は、ニンニク醤油、ショウガ醤油、ゴマ油+塩などの食べ方が選べますが、私はいつもゴマ油+塩。ゴマ油の香ばしい感じが好きなんですよねぇ。
焼き物は「ホルモン」で9本もいただいてきた後なので、軽くチキンボール(=つくね)とカシラアブラを塩で1本ずつ。
それにしても「秋元屋」も、いつもいつも満席で、大繁盛です。もつ焼きだけなら、ある程度回転も速いんでしょうが、それ以外のサイドメニューも豊富にあるので、みなさん腰が据わっちゃうんですよねぇ。かろうじて新鮮な魚介類のメニューだけがないといった感じです。これでマグロぶつでもメニューに加われば、完全なる大衆酒場ですね。
これまた1時間強の滞在は1,030円でした。ごちそうさま。
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5軒目:バー「ピュアー(PURE)」(野方)
「秋元屋」を出て、今日の5軒目は同じ野方(のがた)の町にあるバー「ピュアー」です。
カウンターの一角に腰をおろし、今月のカクテルメニューからギムレット・オン・ザ・ロック(620円)を注文すると、今日のお通し(310円)は甘味の入った濃厚なチーズと、カニみそバターです。
ここ「ピュアー」のマスターも、同郷(愛媛県出身)の大先輩。練馬のもつ焼き「金ちゃん」の店主もそうなのです。
日付けが変わるころまで1時間ほど楽しんで、お勘定は930円でした。どうもごちそうさま。
そんなわけで今日は午後5時過ぎから午前0時過ぎまで7時間の間に、5軒のお店で、ビール(大瓶)を2本、酎ハイ類(ホッピーも含む)を3杯とカクテルを1杯いただいて、総額5,597円。1軒あたり平均1,120円でのご近所ハシゴ酒でした。
今年は年頭に「じっくりと」というテーマを掲げて、なるべくじっくりと飲むように心がけていたのですが、たまにはこういうハシゴ酒もおもしろいですね。
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