〔コラム〕 千円台で楽しむ おとなの居酒屋
ダイヤモンド社のウェブサイト、「ダイヤモンド・オンライン」に連載中の「千円台で楽しむ おとなの居酒屋」。昨年10月に「ダイヤモンド・オンライン」が開設されたのと同時に連載を開始し、ほぼ2週間に1本のペースで、今年の8月までに第22回まで進んできました。これまでの記事を一覧にしたのが以下のリストです。(リンクをクリックすると、当該記事に飛びます。)
- 斎藤酒場(十条) (2007年10月19日)
- 岸田屋(月島) (2007年11月02日)
- 富士屋本店(渋谷) (2007年11月09日)
- 大はし(北千住) (2007年11月30日)
- 鈴傳(四ツ谷) (2007年12月07日)
- まるます家(赤羽) (2007年12月21日)
- 河本(木場) (2008年01月11日)
- 金田(自由が丘) (2008年01月25日)
- 佐原屋本店(御徒町) (2008年02月08日)
- ブリック(中野) (2008年02月29日)
- 初恋屋(田端) (2008年03月21日)
- えびす(四ツ木) (2008年03月28日)
- 升本(虎ノ門) (2008年04月11日)
- 細雪(渋谷) (2008年04月25日)
- 三州屋(神田) (2008年05月09日)
- 高木(西巣鴨) (2008年05月23日)
- 宇ち多゛(京成立石) (2008年06月06日)
- 大山酒場(大井町) (2008年06月20日)
- 増家(八丁堀) (2008年07月04日)
- 番番(新宿) (2008年07月17日)
- 大坂屋(門前仲町) (2008年07月31日)
- 大坪屋(南千住) (2008年08月22日)
千円台で飲めるかどうかということは、毎日でも飲めるかどうかということに直接つながってくる大きな問題です。さらに言えば、本当は2品と2杯で1,500円以内におさまってもらいたいところ。これであれば月から金まで、平日毎日通い詰めても、月に20日、総額3万円以内で済むことになります。
年配のベテラン呑ん兵衛の方々を見ていると、ほぼこの枠内でおさまっているようです。2品と2杯程度でサクッと店を後にする粋な姿といい、将来はぜひああいう呑ん兵衛になりたいものだと思わされます。
ちょっと景気が下向いてきたからか、今日(2008年8月30日)現在発売中の「週刊SPA!」(9/2号)でも、「1000円でベロベロに酔える![せんべろ居酒屋]名店ガイド」という特集が組まれているほど。不肖、私もこの記事の中に登場しておりますので、ぜひご笑覧ください。
さて、「千円台で楽しむ おとなの居酒屋」の連載の開始にあたって、ダイヤモンド社のご担当の方から言われていたのは、「基本的に都内の酒場とし、地域が偏(かたよ)ることがないように」ということでした。そこで東京23区を、次のように五つの地域に分けて、同じ地域が連続せず、かつ各地域がまんべんなく分布するようにしてきました。
- 北(城北) … 豊島区、練馬区、板橋区、北区、荒川区、足立区
- 南(城南) … 大田区、品川区、世田谷区、目黒区、港区
- 西(城西) … 渋谷区、新宿区、杉並区、中野区
- 東(城東) … 台東区、葛飾区、墨田区、江東区、江戸川区
- 中(城下) … 千代田区、中央区、文京区、台東区
こうして20軒以上の店を訪れてみると、各地域ともに、あまりケチ臭い飲み方をしなくても十分に千円台で楽しめる酒場は(予想以上に)多くて、回っていてとても楽しい状態が続いています。
中でも、自由が丘の名店「金田」は、事前に「こういう頼みかたをすれば、千円台でおさまるんじゃないかな」と机上シミュレーションして出かけ、予想どおりの結果に思わず小さくガッツポーズをしたほどでした。
もともと出不精(でぶしょう)なので、何もなければ職場と自宅を結ぶ移動経路上の店にしか行かないことが多かったのですが、この連載をさせていただいたおかげで「あちこちを回らなくっちゃ!」という気持ちが生じて、都内各地に出かける意欲が得られているような次第で、非常に感謝しているところです。
大勢のみなさんにお読みいただけると、それだけ連載が長く続き、都内の酒場行脚(あんぎゃ)も続けられることになりますので、このブログとあわせて「千円台で楽しむ おとなの居酒屋」もぜひよろしくお願いします。
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