〔コラム〕 古典酒場・銀座昭和浪漫編 … 「小岩トロ函」(新小岩)
ここしばらく、銀座や六本木、麻布十番などの小じゃれた街に飲みに出かけることが多かったのですが、これには大きな理由があります。来週、9月26日(金)に発売予定の「TOKIO古典酒場」第5弾のテーマが「銀座昭和浪漫編」ということで、恒例となっている「居酒屋通ブログ五人衆よもやま話」の対談テーマも「高級エリア~銀座・赤坂・青山・六本木など~にある古典酒場」というものだったのです。
日ごろ、そんなエリアには(仕事の都合でもない限り)ほとんど出かけることがないので、まさに対談直前の一夜漬けといった感じで、高級エリアにある以前行ったことのある酒場や、行きたいと思っていたのに行けていなかった酒場などを巡ってきたのでした。
今回の対談の場所は、第2弾の「昭和下町和み酒編」(2007年7月発売)で紹介された新小岩の「小岩トロ函」です。今回もまた「酔わせて下町」のFさん、「Y-TABEのレミング2」のワイタベさん、「やなちゃんの大阪一人酒の日々」のやなちゃんが勢ぞろいですが、残念ながら「橋本健二の居酒屋考現学」の橋本さんは海外出張のため欠席です。
集まって乾杯するなり、ワイタベさんから倉嶋編集長に質問が飛びます。
(ワイタベ)「今回のテーマは、なぜ銀座になったんですか?」
(編集長)「銀座などの高級エリアに出かけたときに、ふらりと古い大衆酒場に連れて行ってくれたりすると、そのギャップに女性も喜ぶと思うんですよね」
(全員)「………」
(ワイタベ)「それはきっと編集長だけですよ。ほとんどの女性は『銀座に来ていながら、なぜ大衆酒場なの!? 私はレストランのほうがいいわ』と思うに違いありません」
(編集長)「えぇーっ。そうなんですか!? 私は大衆酒場のほうがいいんだけどなぁ……。ところでFさんは、銀座でどんな酒場によくいらっしゃいますか?」
(F)「うーん。銀座にはほとんど行きません(キッパリ!)。各地にある、なんちゃって銀座にはよく行くんですけどね」
なんて具合に始まったこの対談。収拾はつくのか!? ことの顛末は、間もなく発売予定の「古典酒場 銀座昭和浪漫編」をお楽しみに! (発売日の9月26日(金)と、30日(火)には書店販売イベントも行われるそうです。詳細はこちら!)
さて、今回の会場となった「小岩トロ函」。一昨年(2006年)5月にオープンしたばかりの新しい店ながら、店内は今はやりの昭和レトロ風をねらったもの。ビールや酒のケースを重ねたテーブルの上に、炭火の七輪が置かれ、目の前で新鮮な魚介類を焼き上げて食べるという趣向です。
飲物もチューハイからホッピー、ホイスまで、大衆酒場で飲めるものなら、なんでもござれといった感じです。
この「トロ函」はチェーン展開もしているようで、ここ新小岩のほかに、赤羽の「まるます家」のとなりにもあり、今年7月には新宿思い出横丁にも新しい店がオープンしたようです。
ただし、この座談会が行われたのが、夏真っ盛りの8月中旬とあって、開けっ放しの上に七輪の火まである店内は猛烈な暑さ(熱さ)。こんな熱気の中で、高級エリアの酒場を語るというのも、これまたものすごいギャップですよねぇ!(笑)
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