銀座で魚を食べるなら … 大衆割烹「千里浜(ちりはま)」(東銀座)
先日の記事で「銀座のディープゾーン」としてご紹介した、銀座シネパトス(三原橋地下街)のすぐ近くに、魚料理が手軽に味わえることで知られた大衆割烹「千里浜」があります。以前、勤務先が豊洲(とよす)にあったときには、ときどき来ていたのですが、もう十年ぶりくらいになるでしょうか。
けっこう広い店内は、右手がカウンター席、左手がテーブル席、奥が小上がりの座敷という造り。火曜日、午後9時の店内には先客は3組ほどで、比較的静かな状態で、Oさんと私もテーブル席のひとつに座り、大徳利(2合)の燗酒(加賀鶴、740円)をもらうと、一緒に出されたお通し(200円)はおひたしです。
メニューは壁にずらりと短冊が張り出されているほか、日替りの主として魚メニューがホワイトボードに手書きされています。今日の刺身は、しまあじ(1,200円)、平目(1,200円)、たい(1,050円)、かつお(850円)、あじたたき(800円)。貝は、赤貝(850円)、竹貝(850円)、ほっき(800円)、ほたて(800円)、さざえ(850円)といったところ。煮魚や焼き魚も800~900円ほどで並んでいます。
ちょっと迷って特上盛合刺身(1,500円)を注文します。メニュー上は「特上」となっているものの、刺身の盛り合せはこのメニューしかなくて、盛り合せを注文しようとすると、自動的にこれになります。今日は、しめさば、たい、しまあじ、ひらめ、いか、まぐろの盛り合せです。一切れずつ盛り込まれている刺身もあるので、本来はひとりに一皿ずつ特上盛合刺身をもらえばいいのでしょうが、ひとりならこの一皿でもう満腹になってしまうくらいのボリュームなので、今日はふたりで一皿にしたような次第です。質もよく、おすすめの一品です。
銀座も、築地に近いので、魚を出す店は多いのですが、土地柄もあってか残念ながらあまり安くはありません。そんな中、ここ「千里浜」(銀座4丁目)や「三州屋」(銀座2丁目)、さっき行ったばかりの「泰明庵」(銀座6丁目)などは、比較的安価に魚を楽しむことができるお店ではないかと思います。(すぐ近くの有楽町や新橋だと安いお店が多いんですけどねぇ。)
大徳利(740円)をおかわりして、ホワイトボードメニューから、ふぐ白子ポン酢(1,000円)をもらいます。これまた燗酒にぴったりの一品です。
1時間半ほどの滞在は、ふたりで4,380円(ひとり2,190円)でした。どうもごちそうさま。
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