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元祖羽根付き焼き餃子 … 中華料理「ニーハオ西口店」(蒲田)

元祖羽根付き焼き餃子


 蒲田での2軒目は、羽根付き焼き餃子で有名な「イ尓好(ニーハオ)」です。本店は京急蒲田駅の近くにあるらしいのですが、今日はJR蒲田駅西口からすぐのところにある西口店に入ります。

 入口を入ると、「上にどうぞ」と階上に案内されます。階段の途中に中2階的に厨房があり、その上がテーブル席がずらりと並ぶ2階席。ひとり客もグループ客も、それぞれ1卓に案内されるようで、我われ(2人)も、かろうじて空いていた1卓に案内されます。

 まずは名物の焼き餃子(5個300円)を2人前注文し、飲み物には紹興酒(5年もの)をボトル(2,200円)でもらいます。注文を取りにきてくれたおにいさんが、日本語ができないようで、紹興酒を温めてもらうようにお願いしたのに、出てきたのはロックで飲むセットでした。ま、いいか。

 そして元祖羽根付き焼き餃子です。パリッとした羽根の部分を割るように一切れとって口に含むと、餃子の中は汁がたっぷり! 一口で食べきらないとピューッと外に飛び出してしまうほどで、まるで小龍包並みです。いやぁ、これは美味いなぁ!

 蒲田は餃子の有名店が多い土地でもあって、この「ニーハオ」のグループ(蒲田に4店舗のほか、町屋と芝公園にも支店あり)のほか、「歓迎」(ホアンヨン)や「金春」(コンパル)などが知られています。先ほど「歓迎」も覗いてみたのですが、こちらは店の外に行列ができるほどいっぱいで、入れなかったのです。

 なぜ蒲田に餃子屋さんが多いのか。

 実は「ニーハオ」も「歓迎」も「金春」も、すべて親戚同士で、そのルーツは中国・大連で料理店を開いていた八木龍平さん・芳子さんご夫妻にあるのだそうです。日中国交正常化(1972年)後に親族一同とともに来日した八木さんは、平成元年(1989年)に「歓迎」を開き、その親族が「ニーハオ」や「金春」、さらには大森の「大連」(タイレン)を開いたのだそうです。

 焼き餃子に続いては松笠イカとセロリ炒め(850円)と酢豚(1,000円)をもらって紹興酒を飲み進め、最後は海鮮トマトスープ麺(900円)でしめくくります。

 メニューには、牛筋ピリ辛和え(850円)や、はちのすピリ辛和え(700円)、豚レバーとキュウリのニンニクソース和え(550円)などの、もつ好きにも嬉しい料理も並んでいます。

 また「今日の定食」と書かれた、日替わりの定食メニューもあって、これを注文している人も多いようです。今日の「今日の定食」は、Aがエビのチリソースと焼き餃子、Bがレバーねぎ炒めと焼き餃子で、それぞれ1,000円。どちらにも名物の焼き餃子が付いているので、この定食をつまみにお酒を飲むのも安くていいかもしれませんね。

 1時間半ほどの滞在は二人で5,550円(ひとりあたり2,775円)でした。

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松笠イカとセロリ炒め / 酢豚 / 海鮮トマトスープ麺

店情報

《平成20(2008)年9月9日(火)の記録》

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