ナスピーマン味噌炒め … 大衆割烹「ほ里乃家(ほりのや)」(鷺ノ宮)
カウンターの上に、でんと置かれた立派な茄子(なす)。これはどうやって食べるんだろうと壁のメニューを確認してみると、ナスピーマン味噌炒め(420円)という一品を発見。さっそく注文すると、大きなナス丸々1本と、これまた大きなピーマンも1個が刻まれ、フライパンに入れられます。ジャーッと炒めて、味噌ダレで味をつけたらできあがり。作っているときには「こんな大きなナス、丸々1本なんて食べられるかよ」なんて思っていたのですが、いざ出てきてみると、これがまた美味いのなんの。ペロリと平らげてしまいます。
ここは鷺ノ宮駅南口にある大衆割烹「ほ里乃家」。わが家からも近くて電車の心配がないのと、穏やかな店主夫妻の性格、その店主夫妻に引かれて集まる客層の良さ、そして何よりJ字のカウンター内で作られる料理のおいしさで、自宅に到着する前に、ついついもう1軒と寄ってしまうのです。
今日も「ほ里乃家」に到着したのは午後11時過ぎ。瓶ビール(アサヒスーパードライ大瓶、600円)とツブ貝の刺身(450円)を注文すると、すぐに出されたお通し(200円)は、トマト、キュウリ、玉ネギのマリネです。
カウンターの中の厨房では、店主がツブ貝を貝殻から出して、スィーッ、スィーッと刺身に引いていきます。こうやって、ひとつひとつの料理を「調理している様子を見ることができる」というのも、この店の大きな特徴なんですよねぇ。大衆割烹という位置づけながら、実際には“大衆カウンター割烹”としたほうが、この店の実態を表しているのではないかと思っています。
金曜日の夜も、午後11時を回ると、店内に残っているのは常連さんばかり。ゆったりとした時間が流れます。
瓶ビールに引き続いて、このところここに来ると注文することの多い抹茶ハイ(340円)をいただいて、そのつまみに注文したのが冒頭のナスピーマン味噌炒め(420円)だったのです。
閉店時刻の午前0時を回ったところで腰を上げると、今日のお勘定は2,010円。自宅近くにこういう酒場があることに感謝しつつ、家路についたのでした。
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