すずめ焼きで快気祝い … 焼き鳥「鳥竹(とりたけ)」(渋谷)
飲み仲間のここっとさんが階段でころんで軽い記憶喪失になっていたのだそうで、今日はその快気祝いで渋谷の「鳥竹」です。
メンバーは、ここっとさんご夫妻のほか、ワイタベさん、にっきーさん、宇ち中さんと私の6人。
「午後6時に、地下の座敷が開くのと同時に店に入るから、遅れないように!」
という幹事の指示にしたがって、5分ほど前に店に到着してみると、なんとそこにはすでに10人以上の行列が! 昼前から開店している1階、2階も満席で、みなさん地下が開く午後6時を待っているようです。うーむ。こんなことは初めてですねぇ。しかし、早めに到着したにっきーさんが行列の前のほうにいてくれて、無事に座敷席を囲むことができました。(我われ以外も、並んでいた人たちはみんな入ることができました。)
まずは大瓶のビール(サッポロラガー、662円)でスタートすると、お通しとして鶏モツとコンニャクの煮物が出されます。
冬場は、肝なべ(1,260円)、皮なべ(1,155円)などの鍋物を注文することも多いのですが、それは忘年会シーズンにとっておいて、今日は焼き物を中心に注文です。
串焼きは、ぎんなん(420円)、みょうが(336円)に、首肉(347円)、そり(368円)、ボンボチ(368円)。これがそれぞれ1本あたりの単価なので、高いっちゃあ、高いのですが、1本あたりのボリュームもけっこうなものなので、なんとなく納得しているような次第です。ひとりだと、2本くらいで満腹になってしまうかもしれません。
ワイタベさんの注文で、はじめて食べたのがみょうが。半分に割ったミョウガの切り口に味噌を塗って焼いたものが、鎌倉の「田楽」を彷彿とさせていいですねぇ。これは美味いや。
飲み物のほうは「いいちこ」のボトル(2,940円)でもらって、ソーダ(315円)で割って酎ハイにして楽しみます。
串焼き以外にも、どかんと大きいもも焼き(788円)や、唐揚げ(840円)。さらには笹身ぬた和え(525円)や、鶏の煮こごり(525円)。そして極めつきは雀焼(すずめやき、651円)です。1串に2羽を、タレ焼きと塩焼きの両方でいただきます。
たっぷりと鳥料理を楽しんだ後は、カブ、キュウリ、ナス、キャベツ、ニンジン、たくあんなどが盛り合された上新香(525円)や、なめこ椀(336円)や豆腐椀(315円)をもらってしめくくり。
午後10時半まで4時間半も楽しんで、お勘定は6人で27,520円(一人あたり4,600円弱)でした。
そうそう、ここっとさんのこと。彼女の名誉のために付け加えておきますと、酔ってころんだのではなくて、真っ昼間にちょっと階段を踏み外したものです。打ちどころが悪かったのか、ほんの数日間、ここ2年間くらいの記憶がなくなったのだそうです。
彼女とご主人は、もともと同じ会社の人ですが、うんと仲良くなって結婚に至ったのは、まさにここ2年以内の出来事。ちょうどその頃の記憶だけがスポッと抜け落ちちゃって、「あなたはどうしてここにいるの? 私の夫だと言って、私のことをだましてるんじゃないの!?」みたいな状態になっちゃったんだそうです。
しかし、数日間のご主人の献身的な看病で、すぐに記憶も元どおりに戻り、ここっとさんご自身も、新鮮な気持ちで、改めてご主人に惚れなおしたとのことです(笑)。
なにはともあれ、この程度の笑い話ですんで、良かった良かった。
| 固定リンク | 0
コメント