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金曜日は途中下車して … 酒房「北国(きたぐに)」(中野)

酒房「北国」


 こういうブログを書いているからか、いつもものすごく飲んでるように思われているのですが、実はそうでもなくて、週のうち、ほんの数日間で集中的に飲んでいるだけなのです。

 月曜と火曜は基本的に連続休肝日。ブログの記事も、日曜日から書き始めて、この月・火の二日間を入れて、都合三日間で集中的に書くことが多いので、ここに飲み会の予定などが入ると、ブログの更新も滞ってしまうのでした。ちなみに、毎日更新されているように見えるのは、ブログの日時を指定した公開予約機能で自動的に行っています。

 水曜、木曜は、元気があると横浜の市街地(野毛など)に出かけることもありますが、ちょっと疲れていたり、暑かったり、寒かったり、雨が降っていたりすると、すぐさま断念してしまって、単身赴任寮の部屋で、ひとり静かにチビリチビリ。今年は夏の暑さが厳しくて、秋になったと思ったら急に通りこして冬の寒さになっちゃったので、寮で飲むことが特に多くなっているのでした。

 そして金曜日。仕事の都合などがない限り、毎週金曜日は単身赴任先の横浜から、自宅のある都内西部(中野区)まで帰ってきますので、その道すがら、途中下車して飲みに行くことが多いのです。

 横浜から中央線沿線方面に帰る場合、もっとも便利なのはJR湘南新宿ラインで一気に新宿まで移動して、そこで中央線に乗り換える方法です。

「今日は遠回りしてでも、あまり行ったことのないエリアで飲んで帰るぞ!」

 と気力が充実している場合には、横浜駅から東海道線で品川・新橋方面に出たり、京浜東北線で上野・日暮里方面に回ったり、あるいは総武快速線で錦糸町・小岩方面に向かったりするのでした。

 まさに今日がその金曜日なのですが、月末だし、明日から三連休だしで、遠回りはせずに湘南新宿ラインから中央線経由の最速ルートで中野駅に到着。久しぶりに南口の「北国」に顔を出してみると、入口近くのカウンター席にデンと構えて飲んでいるのは、長野県出身のNさんです。今から7年ほど前に、「北国」の常連さんであるNさんにお願いして、ここ「北国」に連れてきてもらったのが、私の初「北国」だったのでした。

「なんだよ。もう帰ろうと思ってたのに。もう1杯飲むか。ま、ここに座れよ」

 とニコニコと笑いながら、となりの席を指し示してくれるNさん。

「ごぶさたしております」とごあいさつしながら、その席に座ります。

 飲み物は、最初はビール(キリンラガー大瓶)から。飲み始めの1杯はやっぱりビールがいいですよねぇ。

 お通しはハンペンとツクネのお吸い物。「北国」では、お通しとして椀物が出されることも多いのです。こういう汁物(スープ)が、実にいい酒の肴(さかな)になります。

 今日もカウンター席は常連さんたちでほぼ満席です。みなさん、本当に毎日のようにいらっしゃるんですよねぇ。カウンターは全部で10席程度しかないんだけど、ずらりとそこに並んではとりとめもない話を展開して、みんなで笑い合う。これだけのことで今週の疲れがスポーンと取れたように感じてしまうから、酒場通いは止められません。

 飲み物を燗酒(桃川)に切り替えて、つまみには板わさをもらいます。

 こうやって金曜日には、ときには遠回りしたりしながらも、帰り道での飲み歩きを続けているのです。その金曜日のお酒も効いてか、土曜日の昼間はなにもしないことが多い。本当に休日って感じでテレビを見たり、本を読んだり、カミサンと話したりしながら過ごします。

 しかしながら、そんなゆる~い休日も夕方まで。子供たちが学校から帰ってくるのと入れ代わるように、お父さんはいそいそと酒場へと出かけていくのです。なにしろ土曜日は、ふだん行けないエリアに行くことができる数少ない機会ですからねぇ。

 日曜日は、朝からいそいそとブログの更新。冒頭でも書いたとおり、この日曜日と、休肝日の月・火の3日間で、ほぼ1週間分のブログ記事ができて公開予約されているのでした。

 日曜日も午後3時を過ぎると、近所の図書館に出かけて、借りてた本を返し、新しい本を借りて帰ります。その帰り道(?)に寄るのが「川名」(阿佐ヶ谷)だったり、「竹よし」(都立家政)だったり、「秋元屋」(野方)だったり。ここで軽く食前酒を飲んで帰って、1週間で唯一の家族との夕食を楽しむのでした。

 「北国」の紹介というよりも、私の1週間の過ごし方のようになってしまいましたが、「北国」のお勘定はすっかり失念。でも、いつも大体2千円前後なので、今日もそうだったに違いありません。どうもごちそうさま。みなさんお先に!

店情報前回

《平成20(2008)年10月31日(金)の記録》

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コメント

ご無沙汰してます~。浜田さんの日常が目に浮かぶようなエントリーですね。月曜と火曜が休肝日ということに衝撃を受けた読者も多いのではないでしょうか?(笑)

投稿: くに | 2008.12.18 08:27

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