昔ながらの牛もつ煮込 … やきとり「鳥佳(とりよし)」(横浜市・上大岡)
久しぶりに上大岡(かみおおおか)のやきとり(もつ焼き)屋、「鳥佳」にやってきました。
「鳥佳」は、つい最近、改装工事を終えて、完全個室の『はなれ』もオープンしたのだそうです。それによって、店は総席数62席というキャパシティになり、『はなれ』の2階では最大25名規模の宴会もできるようになりました。これに加えて、総席数25席の姉妹店「一火(いちか)」もオープンしていますので、両方あわせると90席弱の規模を持つ、大きなもつ焼き店になりました。
横浜市内も、京急本線やJR根岸線で、横浜駅から南下する方面にはほとんどもつ焼き屋はないので、「鳥佳」「一火」の存在は貴重です。私が知っている範囲では、それ以外では石川町駅近くの「車橋もつ肉店」と、横浜市内ではありませんが大船の「正一合(しょういちごう)」くらいでしょうか。(みなさまからの情報をお待ちしております。)
さて「鳥佳」。今回の改装によって、これまでの店舗部分も改装されていて、カウンター席のある1階右手(駅から見て奥側)の入口を入ると、店の奥側も厨房スペースになっていて、奥にあったテーブル席はなくなっています。こちら側のテーブル席は、カウンター背後にある小さな2卓(それぞれ2人掛け)のみ。ほぼカウンター中心といっていい造りになっています。
そのカウンターの1席に座り、小腹セット(700円)、おまかせセット(1,200円)、鳥佳セット(2,000円)と3品あるセットメニューの中から、今日はおまかせセットを注文し、チューハイ(420円)をもらいます。
ちなみに小腹セットは、おまかせのやきとりが6本のコース。通常のやきとりは、ほぼ1本150円なので、本来であれば900円のところが700円で済むという、お得なセットなのです。おまかせセットは、その小腹セットに何か1品(通常は煮込み)が付くというもの。
今日も、おまかせセットの第1弾として、単品で注文すると500円の「昔ながらの牛もつ煮込み」が出されます。以前は小鉢で出される「もつ皿」と、小鍋で出される「もつ煮込み(とうふ入り)」という二つのメニューがあったのですが、改装後はこの「昔ながらの牛もつ煮込み」1品に集約されたようです。
続いては焼き物。まずはピーマン、カシラ、タン、ハツの4本がそれぞれ塩焼きで出されます。皿の横にはキャベツの漬物も添えられています。追いかけるように別皿でシロとナンコツをタレ焼きが出されて、「これでセットは終了です」という声がかかります。
ナンコツのタレ焼きも、すっかりこの店の名物的な存在になってますねぇ。
店内は、店主の他に、若い男女が5名が働いています。飲み物のおかわりとして「幻の梅サワー」(420円)をたのむと、店主から飲み物を作るスタッフに「マボウメひとつ!」と注文が通されます。
幻の梅サワーは、グラスの下のほうに梅シロップのような液体が入り、そこから上部に向かって徐々に透明になっていくサワー。これに大きな梅干しが1個入ります。この梅をつぶしながら、全体をかき混ぜていただきます。
本当は、レバ塩若焼き(150円)や自家製のうずら~の卵(250円)なども食べようと思っていたのですが、おまかせセットのボリュームが意外とあって、この時点でもう満腹。ちょうど1時間ほど楽しんで、今日のお勘定は2,040円でした。どうもごちそうさま。
ピーマン、カシラ、タン、ハツ(塩) / シロ、ナンコツ(タレ) / 幻の梅サワー
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コメント
こんにちは。
以前、生麦の飲み屋情報でメールいたしましたやまもとと申します。いつも楽しみに拝見させて頂いております。
さて、「鳥佳」は素晴らしい焼き鳥で私もいつも通っておりますが上大岡にはじぇんとるまん近くに「蛮風」鎌倉街道弘明寺寄りに「とりまる」、駅の裏には「一鳥」と焼き鳥激戦区でございます。弘明寺坂の中程には「鶏ゆう」また井土ヶ谷交差点近くには「らいぶ屋」という鳥佳クラスの焼き鳥を供するお店もありますので機会がありましたらぜひお試しください。
「鳥佳」では、普通の七味のほかに「黒七味」があります、マスターにいうと出て来ます、鳥佳の焼き鳥にベストマッチです。これもお試しくださいませ。
最近、注目しておりますのが伊勢佐木モールの6丁目にある「寿司処 おき」です。天王町で40年やっていた寿司屋さんのマスターとおかみさんがやっているのですが、ここは最高のコスパと美味さです。ブログにもよく掲載されておりますのでご存知かもしれませんが。
これからも楽しみにしております。
投稿: やまもと | 2009.01.28 10:31