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タラ入り湯豆腐で一献 … 酒処「かみや」(荻窪)

たら入り湯どうふ

 

 

 荻窪駅北口の一角にある「やき屋」を出て、荻窪駅で知人と合流。今度は、駅の南側に出てすぐの道路沿いにある酒処「かみや」です。

 

 この店にやって来たのは実に6年ぶり。建物もきれいになって、まるで違うお店のようです。

 

 ウナギの寝床のように細長い店内は、相変わらず奥のほうは見えませんが、入口を入ってすぐに見えるこのフロアは、左右にテーブル席が並ぶ造り。金曜日の夜だけあって、店内では大勢のお客さんたちが談笑しています。我われもテーブル席の1つに陣取り、まずは飲み物メニューを確認します。

 

 私はすでに「やき屋」でホッピー2杯をいただいた後なので、温かいお酒から入りたいところ。知人も燗酒でいいと言うので、さっそく店のお姉さんに確認してみると、燗酒は1銘柄、「富貴(ふうき)」だけしかないのだそうです。これが1合300円で、2合なら560円。ふたりなので2合で注文すると、すぐに二合徳利に入った「富貴」と、お通し(200円)の高野豆腐が出されます。

 

 さて、料理。店に入る前に見た、店頭の「本日のおすすめ」と書かれた手書きボードには、なまこ酢(400円)、ほや酢(300円)、赤貝とり貝盛(450円)、生かき(470円)、たら湯どうふ(500円)、あんこう鍋(1,100円)という、いかにも呑ん兵衛好みのする品々が並んでいました。店内の短冊メニューにも、肉どうふ(500円)、キムチ鍋(600円)、海の幸盛合せ(670円)、まぐろ刺身(560円)、まぐろ山かけ(500円)、鯨ベーコン(820円)、ぬた盛合せ(460円)などなどの品が並んでいます。

 

 いろいろと引かれるものが多い中から、季節のナマコ酢(400円)と、タラ入り湯豆腐(500円)、カキバター焼き(500円)を注文します。

 

 出されたタラ入り湯豆腐は、一口大に切ったたくさんの豆腐と、同じくらいの大きさのタラの身が数切れ。白菜と一緒にできあがったものを出してくれます。小鉢で出される鰹節と刻みネギに醤油をたらして、熱々の豆腐をいただくと、燗酒にもよく合って、すぐに二合徳利(560円)をおかわりします。

 

 カキバター焼きは、千切りキャベツにレタスをしいた上に、ぷっくりと炒められたカキが5個。ケチャップと櫛(くし)切りのレモンが一切れ添えられています。カキフライもいいですが、シンプルにバター焼きもいいですねぇ。もともとコクのあるカキに、さらにバターのコクが加わって、いかにも濃厚です。知人との会話もいったん止(や)めて、熱い間にパクパクといただきます。

 

 続いては、メニューの中でふと気になった、温野菜シーザーサラダ(450円)を注文。出されたサラダは、レタスを敷いた上に、ジャガイモ、ニンジン、ブロッコリー、カボチャなどの茹で野菜が盛られ、クルトンをトッピングしてドレッシングがかけられたもの。

 

 この店には、和風のメニューに加えて、ベーコンポパイエッグ(500円)、茄子ピザ焼(500円)、カニ玉オムレツ(500円)、ハムチーズカツ(450円)、アスパラベーコン炒め(480円)などの洋風のメニューもあるのです。だから、店内に若いサラリーマンや女性客も多いんですね。

 

 燗酒(二合徳利、560円)をもう1本もらって、1時間半ほどの滞在は、ふたりで3,930円(ひとりあたり1,965円)でした。どうもごちそうさま。

 

 

081205a 081205b 081205c 081205d お通しと燗酒 / なまこ酢 / カキバター焼 / 温野菜シーザーサラダ

 

店情報前回

《平成20(2008)年12月5日(金)の記録》

(次回) 23.06.03 当店名物!ぬた盛合せ … 酒処「かみや」(荻窪)

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