古典酒場の座談会後に … 大衆酒場「やまと」(浅草橋)など
「古典酒場」の第6弾となる「山手線沿線編」(2月27日発売予定)のブロガー座談会で、浅草橋の「西口やきとん広場」にやってきました。参加者は毎号恒例の「酔わせて下町」のFさん、「橋本健二の居酒屋考現学」の橋本さん、「Y-TABEのレミング2」のワイタベさん、「やなちゃんの大阪一人酒の日々」のやなちゃんと、美人編集長の倉嶋さん、そしてこれまた毎回お世話になっているカメラマンの遠藤さんです。この座談会の模様については、毎回、ライターさんではなくて編集長自らが記事を書かれているんですよ~。
会場である「西口やきとん広場」は、平成18(2006)年10月に、本店の向かい側に作られた新しい店舗。本店は日祝定休ですが、こちら広場は本来は土曜日もお休み。今日はこの座談会のために、特別に場所を貸してくれたのでした。
「注文はこれに書いて本店に持ってきてくれる? そしたらこっちから届けるからさ」
と、今日も元気よく教えてくれる梅さん。梅さんの本当の名前は知りませんが、「ど根性ガエル」に出てくる寿司屋の梅さんに似ているので、だれともなしに梅さんと呼ばれるようになった模様です。元気いっぱいが大きな特長の「西口やきとん」の中でも、ひときわ元気頭(げんきがしら)なのが梅さんなのです。
「あとね。生ビールはこっちで、酎ハイは、この機械でこう注ぐ。飲んだ分だけ正の字を付けといてね」
そういい残すと、すでにお客さんで大にぎわいの本店のほうに戻っていきます。
「西口やきとん」の安いのに美味しい料理に舌鼓を打ちつつ、酎ハイもたっぷりといただいて、無事に(なのか??)座談会も終了。今回もまた、いろんな方向に発散しまくった座談会でしたが、きっと倉嶋編集長がすばらしい座談会の様子に仕上げてくれることでしょう(爆)。
座談会終了後は、同じ浅草橋駅の反対側にある大衆酒場「やまと」へ。
「この店は、いつ来ても満席なので、たぶん入れないと思いますが、のぞくだけのぞいてみましょう」
と入口引き戸を開けてみると、なんとちょうど8人ほどのグループ客が帰ったばかりで、まるで我われの到着を待っていてくれたかのように、そこだけにポコンと空間ができていたのでした。うーむ。奇跡じゃ!
まず注文した飲み物は当然のように特大酎ハイ。大きすぎて片手で持てないほどの特大酎ハイは、普段でも440円と安いのに、土曜日はサービス価格でなんと340円。おそるべし!「やまと」!
「冬は鍋だよねぇ~。あんこう鍋(1,400円)にする? それとも白子鍋(1,400円)にする?」
「うーん。どっちもいいなぁ。両方!」
なんてことで、あんこう鍋と白子鍋をひと鍋に一緒盛りにしてもらって、それとは別に名物の鉄火巻(250円)も一人前。あまり注文しなくてごめんなさい、という状態ですが、なにしろ鍋のボリュームがすごいので、二次会ともなれば6人でこの量でも、もう十分なのです。
最後は雑炊を食べようとご飯をもらうと、紅一点の倉嶋編集長がサササッと雑炊を作ってくれました。さすがです。
帰り道が中央線沿線方面の編集長と私は、浅草橋駅から総武線に乗車。遅い時間になると、御茶ノ水で乗り換えて、さらに中野で乗り換えてと、都内西部方面に向かうのは大変です。中野で降りたついでに「それじゃもう1軒!」とついつい足は中野駅北口の呑ん兵衛ゾーンに向かいます。
中野での1軒目はもつ焼きの「石松」。今日は幻の煮込みがありました。2軒目は、新しいお店ながら大人気の「おかやん」です。ノドクロの一夜干し(300円!)などをいただて、長くて楽しい一夜も終了です。
「山手線沿線編」の発売日(2月27日(金))には、赤坂や新橋で書店イベントも開催されるそうですので、お楽しみに。
「西口やきとん広場」 / もやしナムルときゅうり / 塩煮込み
「やまと」白子&アンコウ鍋 / 鉄火巻き / 編集長、雑炊を作る
完成した雑炊 / 「石松」煮込み / 「おかやん」ノドクロ一夜干し
| 固定リンク | 0
コメント