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近所のお姉さんのよう … 立ち飲み「○豊(まるとよ)」(横浜市・桜木町)など

立呑居酒屋○豊

 「銀座とハマで飲んでます。」のハルさんと一緒に「福田フライ」を出て、今日の2軒目として出かけたのは、都橋商店街の1階中央付近、「ホッピー仙人」の下あたりにある立ち飲みの「○豊(MARUTOYO)」です。記事にするのは初めてですが、この店に来たのはこれで2回目。平成18(2006)年8月3日オープン、今年の夏で3周年を迎える若いお店を、女性店主・よう子ねえさんがひとりで切り盛りしています。

 店内はL字の立ち飲みカウンターと、壁に作り付けのサブ立ち飲みカウンターのみの小さな造りで、今日の先客は二人です。

 チューハイやウーロンハイ、緑茶ハイなどが250円と安いのが特徴で、ハルさんはホット金魚(250円)を注文します。私はあえてホッピー(セットで450円)を注文すると、今日は黒しかないとのことでした。(注文する人が少ないらしく、あまり置いていないようです。考えてみれば、ホッピーを飲みたい人は2階の「ホッピー仙人」に行くんでしょうね。)

 お通し代わりに出してくれたのは、小さな袋に入った焼きうるめです。

 つまみは、壁に出された短冊メニューが100円(3種)、150円(5種)、200円(1種)の計9種のほか、手書きのホワイトボードに100~300円の品が12種類ほど並んでいます。

 そんな中から、たぬきとうふ鍋(250円)を注文すると、カウンター内のコンロに小さな一人用土鍋をかけて、コトコトとたぬきとうふ鍋を作ってくれます。仕上げにたっぷりと入れられた揚げ玉がいいですねぇ。

 支払いはキャッシュオンデリバリー(品物と引き換え払い)。カウンター上のコップの中にお金を入れておくと、そこからお勘定を取って、お釣りを入れてくれます。

 「ホッピー仙人」の仙人や、「日の出理容院」のメグミさんが、いかにも近所のおにいさんや、おねえさんがそのままバーをやっているかのような親近感を覚えるのと同じように、ここ「○豊」のよう子ねえさんも、近所のおねえさんがそのまま立ち飲み屋さんを始めちゃったような雰囲気で、ものすごく居心地がいいのです。こういう感覚もまた、野毛の飲み屋の大きな特長かもしれませんね。

 1時間ほど立ち飲んで、私の支払額は700円。

 最後にもう1軒と、チーズ&ワインが売り文句の「バジル2号店」に入ります。この店、野毛の呑ん兵衛のみなさんからは「白バジル」と呼ばれてるんですね。今日の「白バジル」はミドリさんがひとりで切り盛り中。オーストラリアのワイン(500円)と、サービスで出される「おすすめチーズ」をいただいて、40分ほどの滞在は500円。

 ここで野毛に住んでいるハルさんと別れて、午後11時過ぎの電車で、単身赴任寮へと帰ります。「福田フライ」→「○豊」→「白バジル」と、野毛の立ち飲み三連発を楽しんだ夜でした。

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黒ホッピーと焼きうるめ / たぬきとうふ鍋 / 「白バジル」でワイン

・「○豊」の店情報 / 「白バジル」の店情報前回

《平成21(2009)年2月12日(木)の記録》

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