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熱々餃子に冷たい麦酒 … 餃子「亀戸餃子(かめいどぎょうざ)」(亀戸)

餃子と麦酒

 アツアツの餃子で、冷た~いビールをグビグビと飲みたくて、亀戸(かめいど)にある餃子専門店、「亀戸餃子」にやってきました。亀戸にあるから「亀戸餃子」。なんて分かりやすいネーミングでしょう。

 店に到着したのは午後2時半。この店の営業時間は午前11時から、午後6時半までの7時間半。しかも売り切れ仕舞いということですので、昼食も終わり、夕食までにはまだ間のある、中途半端な時間帯に来てみたような次第です。

 ところがっ!

 駅からも程近い「亀戸餃子」に到着してみると、なんと、店の前には行列ができているではありませんか。行列と言っても、4人程度の小さな行列ですが、それでもこの中途半端な時間でも行列ができてるということ自体がすごいですよねぇ。土曜日だからでしょうか。

 並んで待つのもなんなので、ちょっと足を伸ばして、ちょうど梅まつりでにぎわう亀戸天神にお参りをしてから出直します。

 再び「亀戸餃子」に戻ってきたのは、午後3時過ぎ。店内はまだ満席状態ながら、店の前の行列はありません。

 入口引き戸をガラリと開けて、「ひとりです」と店内に入ると、すぐ目の前にいたお店のおばちゃんが、「いらっしゃいませ。左の一番奥にどうぞ」と案内してくれます。

 「亀戸餃子」の店内は、入口を入ってすぐのところに餃子の焼き台があり、その焼き台の左右をはさむように、店の奥に向かって2本の直線カウンターがのびています。入口右手は小上がりの座敷席になっています。

 ぱっと見た目は満席だったのに、言われたとおり左のカウンターを進んでみると、一番奥側の1席がかろうじて空いてました。

「飲み物は?」と聞いてくれるおばちゃんに、予定どおり瓶ビール(アサヒスーパードライ大瓶、550円)を注文すると、すぐに出されるビールと1人前の餃子(1皿5個で250円)。この店は、食べ物メニューは餃子しかないので、食べ物は注文する必要がないのです。しかも、ひとり2皿しばりというルールがあるので、みんな、少なくとも2人前500円分は食べなければならないのです。

 2人前10個と聞くと多いような感じがしますが、この店の餃子は非常にライトな感じなので、2人前くらいはスッと入ってしまうのです。となりのカップルなんて、男女それぞれ8皿ずつ積み上げてますもんねぇ。向かい側のカウンターのおとうさんは10皿以上です!

 1皿目がなくなりそうになると、すぐに次のお皿を持ってきてくれて、1枚目のお皿の上に積み上げてくれます。1皿目に残っている1、2個は、すばやい手つきでコロリと2皿目に移してくれるのでした。

 焼き台のところには、丸い鉄鍋が3つスタンバイされていて、次から次から餃子が焼き上げられていきます。ここの餃子は一度蒸したものを焼き上げるんだそうで、焼き時間が短くてすむようです。

 2皿目が残り少なくなると、おばちゃんが「次、出しますか?」と聞いてくれます。2皿目までは自動的に出てきますが、3皿目以降は、おかわりするかどうか確認してくれるのです。

「はい、お願いします」と3皿目をもらって、飲み物もビールに続いては、五加皮酒(うかっぴーちゅう、200円)という中国酒をもらいます。この五加皮酒はアルコール度数が29度と高くて、“漢方薬味酒”という説明書きがついています。「養命酒(ようめいしゅ)みたいなもんね」とおばちゃん。焼き台は男性が担当していますが、接客は何人かの女性が担当しているのです。

 今日は結局、4皿の餃子をいただいて、お勘定は1,750円。45分ほどの滞在で「ごちそうさま」と店を出ると、店の前にはまた4~5人の行列ができていました。大人気なんですねぇ。

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「亀戸餃子」 / 五加皮酒 / 次々と焼かれる餃子

店情報前回

《平成21(2009)年3月7日(土)の記録》

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