脂がのった関サバ刺身 … 魚料理「竹よし(たけよし)」(都立家政)
毎月恒例となってきた、夕食会翌日の「竹よし」詣で。昨日、第85回となる夕食会のメイン食材は、関サバ、関アジだったんだそうです。関サバは刺身と塩焼きで、関アジのほうはナメロウとサンガ焼きで出されたとのこと。関サバ、関アジを、刺身以外の調理法で食べるというのが、なんだか大ぜいたくですよねぇ。
私もさっそくその関サバ刺身(900円)を半人前もらって、シメサバ(550円)も注文。飲み物は「菊正宗」(350円)を燗でいただきます。
お通し(200円)の野菜たっぷりツミレ汁をつまみながら待つことしばし。関サバの刺身が登場します。皮の下についている脂(あぶら)の厚みがものすごい。関サバならではの身の締まりと、たっぷりの脂の部分とがいっぺんに口の中に入ってきて、とても心地いい食感です。
そしてシメサバ。今日は開店と同時(午後5時)に店に入ったのですが、ちょうどそのときに、カウンター上で漬け込まれていたのがこのシメサバだったのです。立派なサバだったので、これも関サバかと思っていたのですが、こちらは日本海のサバなのだそうです。
そんなわけで、意図したわけではないのですが、佐賀関のサバ刺身(関サバ)と、日本海のシメサバの食べ比べとなりました。
日本海のサバも、関サバに負けず劣らず立派な脂ののり具合だし、身も立派。これだけ食べると、必ず「絶品!」と思えてしまう一品です。しかし、横に並んでいるのが関サバなのが、ちょっとつらいところ。こうして見ると、皮下の脂肪分や、身の締まり具合の違いがよく分かります。
関サバのアラの部分を塩焼きにしたものを、サービスで出してくれます。アラの部分とは言え、関サバのカマのところと、尻尾のところ。一番おいしいところではありませんか! ありがとうございます。両手で分解しながら、骨際(ほねぎわ)の身をしゃぶり尽くします。
昨日は、関サバ、関アジのほかに、アユの姿寿司や、山菜天ぷら(ふきのとう、たらのめ、うるい、こごみ)も出されたんだそうで、ちらりと見せてもらった食材バットの上には、ツヤツヤと深緑色に輝くアユも並んでいます。こういうのを見ちゃうと食べたくなりますよねぇ。さっそくそのアユを塩焼き(600円)でお願いします。
そうこうしている内に、常連のE夏さんや荒木又右衛門さんたちもやってきて、店内もにぎやかになってきます。私もそうですが、みなさんこの店から徒歩10分くらいの圏内にお住まいなので、日曜日の夜でもフラリといらっしゃるんですよねぇ。
E夏さんが、大好物というアジのナメロウ(700円)を注文したのを、横からちょいとつつかせてもらったりしながら、気がつくともう午後7時過ぎ。あんまり飲み過ぎると、週の頭から大変なことになるので、この辺で切り上げましょうね。
燗酒(350円)を合計3本いただいて、今日のお勘定は2,850円でした。どうもごちそうさま!
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