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地元酒場でくつろいで … 大衆割烹「ほ里乃家(ほりのや)」(鷺ノ宮)

シメサバとお通し(マカロニサラダ)


「ラーメン好きには、新店ができたと聞けばすぐに出かけるコレクタータイプと、お気に入りの店に通うリピータータイプがいるんです」

 というのは、「自称「日本一ラーメンを食べた男」の日記」の大崎裕史(おおさき・ひろし)さんの言葉です。ご自身は超コレクタータイプで、同じラーメンや同じ店に行くよりは、新しい店や新しい味を求めてしまう性格なのだそうです。「コレクタータイプのほうが、ブロガーには向いてますよね」と大崎さん。

 酒場好きも同様で、各地の各酒場に行きたくてしょうがないコレクタータイプと、毎日のように同じ酒場に通い続けるリピータータイプが存在します。違うのはコレクタータイプであっても、リピートするお店(行きつけの店)はあって、そこには通いながらも、他の店にも出かけていくというところでしょうか。

 リピートする酒場は、ほとんどの場合は、職場の近くか、自宅の近くだろうと思います。中には、宇ち中さんのように、職場からも、自宅からも遠い酒場(「宇ち多゛」)に通いつめる方もいらっしゃいますので一概には言えません。私の場合、リピートする酒場は、自宅の近くの何軒かです。

 今日はそんな1軒、鷺ノ宮の「ほ里乃家」にやって来ました。

 瓶ビール(アサヒスーパードライ大瓶、600円)をもらって飲み始めると、今日のお通し(200円)はマカロニサラダ。1品目のつまみとして〆サバ(550円)を注文します。

 金曜日、午後9時40分の店内は、不思議なほど空いていて、J字カウンター(J字の右上が入口)の一番奥(J字の下の部分)に、大常連のKさんが座って、いつものように店主夫妻との会話を楽しんでいます。

 Kさんは圧倒的にリピータータイプ。この店のほか、数軒の行きつけの店があるらしく、毎晩のようにそれらの店を回ってらっしゃるご様子。少なくとも、私がこの店に来て、Kさんにお会いしなかったことは、ほとんどありません。

 Kさんの素晴らしいところは、いつもニコニコと元気がいいこと。そして、常にまわりのお客さんの存在も意識しながら、大きな声で店主夫妻や他の常連さんたちとの話をしてくれることです。

 常連さんたちがコソコソと小さい声で話し合ったり、自分たちだけに分かる話題を展開していると、その店にそれほど通ってない人たちにとっては居心地が悪かったりするのですが、Kさんは、まわりも話題に巻き込むような話し方で、ただ聞いているだけでも、こっちも楽しくなるのです。

 瓶ビールに続いては、チューハイ(340円)をもらって、モツミソ焼き(350円)を注文します。モツミソ焼きというのは、シロモツの味噌焼きで、4本1皿が1人前です。この店には、このモツミソ焼きと、4種のもつ焼きが1本ずつ盛り合わせられる“やきとり”(350円)の2種類のメニューがあって、注文する人が多い、人気の品です。“やきとり”は塩焼きとタレ焼きが選べます。

 看板にも「おでん・やきとり」と書かれているとおり、まさに看板メニューですもんね。

 最後にそのおでん(1個100円ほど)もいただきます。竹の子と厚揚げを注文したところ、竹の子は太い部分と、先っぽの部分が選べるとのこと。両方とも入れていただきました。

 午後11時40分まで、2時間ほどの滞在は2,340円でした。

 この後さらに、これまたリピート店の1軒である、すぐ近くの「満月」にも顔を出して、午前2時前まで。ここまで帰ってきていると、終電の心配がまったくないので、ついつい腰が据わってしまうのでした。あぁー、よく飲んだ。

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「ほ里乃家」 / モツミソ焼き / おでん / 「満月」にて

店情報前回

《平成21(2009)年4月10日(金)の記録》

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