そんな食べ方、あり? … おでん「二毛作(にもうさく)」(立石)
「これに、おでんの汁(つゆ)を入れてもらえる?」
ちょうど前を通った店員さんを呼び止めて、そうお願いする「酔わせて下町」のFさん。
うそぉ~っ! これってカレーライス(メニューの表記はカリーライス、500円)ですよ!
「いやいや、これが美味いんですよ」とニヤリと笑うFさん。
立石での2軒目(堀切菖蒲園の「金子酒店」での立ち飲みからカウントすると、今日の6軒目)として、Fさん、ぼあ子さんと一緒に、立石仲見世商店街にあるおでん屋、「二毛作」にやってきています。
タクシーで立石に着いてすぐに、ここ「二毛作」をのぞいたのですが、満席で入れなかったのです。で、先に「さくらい」に行って、もう一度来てみたところ、まだまだ続く満席状態。「今日はダメかな」とあきらめかけたところを、2列平行に並んだカウンターの、奥側に座る4人連れがお勘定をして、席を譲ってくれたのでした。
「さくらい」でたくさん日本酒をいただいたので、まずはビールから。ぼあ子さんは生ビール(アサヒプレミアム熟撰、550円)を、Fさんは缶ビール(アサヒスーパードライ350ml、350円)を、そして私はギネス(500円)をもらって乾杯し、おでんを何品かいただいたあと、Fさんおすすめのカリーライス(500円)を注文したのでした。
出てきたカリーライスを、普通に食べるのかと思いきや、ほんの一口ほどいただいたところで、冒頭の注文になったのです。
ここ「二毛作」もまた、Fさんの行きつけのお店の1軒。「汁を入れて!」と注文された店員さんのほうも、Fさんが来るといつものことなのか、ちっとも驚かずに、おでんの汁をサッと入れてくれます。
う~む。カレー(ルー)の部分は汁が入る前とあまり変わらないのですが、ご飯の部分は、たっぷりの汁の中でフヤフヤっとした感じです。見た目はあまり美味しそうじゃないのになぁ。。。
「まぁまぁ。食べてみてくださいよ」とFさん。
恐る恐る、ルーとご飯を一緒にスプーンですくうと、おでん汁もまた、スプーンにたっぷりと入ってきます。ど~れどれ。
あれっ!? うまいっ!
「そうでしょう。こうするとカレー雑炊みたいになって、たくさん飲んだあとでも食べやすいんですよ」
おでんの汁に甘みがあって、カレーが辛くてスパイシー。なのに一緒に食べると美味しいのが不思議ですねぇ。
改めて手書きの黒板メニューを見てみると、〔腹減りの方へ〕というコーナーがあって、「うでん」(700円)とか「おじん」(500円)といった品が並んでいます。
「うでん」というのは、おでんの出汁(だし)で作ったうどん。うどん+おでんなので、「うでん」です。
「おじん」のほうは、牛スジのスープで作ったおじや。おじや+おでんなので「おじん」なんだそうです。
Fさんの「カリーライス+おでん」も、定番になってくると、名前が付けられて、このメニューに並ぶかもしれません。どんな名前がいいでしょうね?
午後11時過ぎまで、1時間ちょっとの滞在は、3人で4,250円(ひとりあたり1,420円ほど)でした。どうもごちそうさま。Fさん、ぼあ子さん、長時間おつきあいいただき、ありがとうございました。
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コメント
先日はこちらこそありがとうございました~
ご一緒させて頂けて、とてもうれしかったです^^
普段は夜遅くハシゴの途中?締め?で二毛作には行くことが多いのであまり沢山ツマミを頼むことができないのですが、こないだ「おじん」に卵を落としてもらって食べたら・ものすんごく!おいしかったです~
牛すじ煮も塩味でとてもおいしいです。
だからなのか、おでんダネに牛すじは無いです。
刺身類もいつもとても新鮮で
おでんは、無いネタをありますが夜遅い時間がより味が染みていて美味しいと思います。
投稿: ぼあ子 | 2009.06.03 23:58