麦イカ醤油漬けで冷酒 … 立ち飲み「福田フライ(ふくだふらい)」(横浜市・桜木町)
私が平日を過ごしている、丘の上の単身赴任寮からは、海を見ると「みなとみらい」地区が、そして山を見ると、天気のいい日にはド~ンと富士山が見えることは前にもご紹介しましたが、この季節、海側を見るとナイターの照明に照らされた横浜スタジアム越しに「みなとみらい」の夜景が見えるのです。
そんな「みなとみらい」の夜景に引かれて、今日は会社帰りにふらりと野毛(のげ)に出てきました。
どちらも最寄駅は桜木町(さくらぎちょう)ながら、駅を境に、海に向かって広がる未来タウン「みなとみらい」と、山に向かって広がる呑ん兵衛タウン「野毛」。まさに好対照ですよねぇ。
いつものように桜木町駅と野毛の町を結ぶ地下道、「野毛ちかみち」を抜けて、向かう先は“野毛の関所”、「福田フライ」です。
ん? 今すれ違ったのは、木場の「河本」常連のくまさんだったような。なんで横浜にいるんだろう。人違いだったらいけないから、ちょっとメールしてみましょう。〔もしかして、野毛にいませんか?〕
すぐにくまさんから〔なんでわかったの?〕という電話。やっぱり本人でしたか。〔これから「福田フライ」で飲みましょう〕。
到着した午後7時半の「福田フライ」は、メインカウンター側はずらりと満員状態。壁際のサブカウンターに立って、キリンビール(ラガー大瓶、600円)を注文したところで、くまさんも戻ってきてくれて合流です。
今日は、横浜方面で仕事があり、ひとりでちょいと「萬里」で飲んで、帰るところだったんだそうです。まぁまぁ。せっかくですので久しぶりに乾杯!
フライヤーのところにいるおばちゃんにアサリ(140円)とカボチャ(140円)を2串ずつ、普通のソースで揚げてもらって、近況を報告しあいます。あまり長く引き止めても申し訳ないので、アサリとカボチャが終わったところでくまさんは帰路につかれます。
ひとり残って、今度はホワイトボードの魚介類メニューから、麦イカ醤油漬け(350円)をもらうと、ゲソや身に混ざって、なんと立派な肝がそのまま1本入っています。
これはすごい。こりゃ日本酒をいただきましょうね。
冷酒(380円)を注文すると、出されたのは180mlの瓶に詰められた「大関」生貯蔵酒です。
醤油に漬かったイカを口中にほり込み、その弾力感を楽しむようにしばらく噛み、口の中にイカの味が広がったところでクイッと冷酒です。ックゥ~ッ。なんという相性の良さ。やっぱりイカには日本酒だよね~。
今度はお刺身をもらおかなぁ、とホワイトボードメニューを改めて確認してみると、ゆでたん(500円)なんて、私自身は初めて見る品が載っていて、さっそく注文します。出されたゆでたんは、茹でて冷ました豚タンのスライスしたもので、辛子と醤油でいただきます。うん。これもサッパリといいですねぇ。
冷酒をおかわりして1時間ほどの立ち飲みは2,770円でした。どうもごちそうさま。
スタジアム越しに「みなとみらい」 / カボチャとアサリ / ゆでたん
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コメント
いつも飲みの参考にさせていただいております o(_ _)oペコッ
先日、福田フライにてゆでガツをいただきました
ガツを二枚に剥がして(たぶん内側の方を)スライスしたもので
柔らかくたいへん美味しかったです
あと、裏メニュー冷やし汁も酒の合間にさらさらっといただくのに最高な一品でしたよ
機会があれば一度お試しあれ!
投稿: MOD | 2009.07.02 19:29