じっくりと腰をすえて … やきとん「豚小家(ぶたごや)」(小岩)

銘柄豚の3種盛り(880円)は、黒豚、岩中豚、イベリコ豚の串焼きを盛り合せた人気の一品。黒豚と岩中豚は、それぞれバラ肉を、イベリコは〔セクレト〕と呼ばれるモモ肉の付け根の辺りの肉を串焼きにしたものです。
「これもいつも必ず注文します」という、ぼあ子さんおすすめのキャベツ盛り(200円)も注文すると、大きな丼鉢いっぱいに盛られたキャベツが、ガーリック味のタレと一緒に出されます。このキャベツで、もつカレーのカレールーなどもすくって食べます。
人気メニューランキング第3位の鉄板黒豚ギョーザ(480円)も出てきました。小さな鉄鍋のまま熱々で出される餃子は5個。おろしとポン酢で、ハフハフといただきます。
「食べたいものが多すぎるので、毎回、何を注文するか、すごく悩みます。ひとりだとあまり食べられないのが残念なんです。実は、ごはん物もおいしいんですよ。ガーリック焼きめし(580円)が人気があります。鉄板のまま出してくれる焼きめしを、かき混ぜながら食べるんです。おにぎり(200円)を1個だけもらったりすることもあるんですよ」とぼあ子さん。
もつ焼きは、おまかせ串盛り(5本680円)をもらうと、シロ、レバ、ハラミのタレ焼きに、カシラとツクネの塩焼きが出されます。1本1本のボリュームがすばらしい。このボリュームで、レバやハツは1本80円というのもすごいではありませんか。
続いて、自家製とんつくね(380円)を注文すると、おまかせ串盛りの中では1本で出されたつくねも、自家製とんつくね単品では、一皿に2本盛りで、生玉子つきで出されます。このつくねの材料は、黒豚のバラ肉で、これを炭火でじっくりとタレ焼きしたものに、生玉子をたっぷりとからめていただきます。
「サッと飲んでスッと帰らないといけないもつ焼き屋も多いんですが、うちは『じっくりと腰をすえて飲んでいってもらいたい』というのが、店を開けたときからのコンセプト。店が狭いので、入れないお客様をお断りしないといけなのが申し訳ないんですが、いらっしゃったお客さんは、ぜひゆっくりと楽しんでいってください。早い時間(午後8時ごろまで)なら予約もできます」と話してくれる店主に、
「値段が安いので心置きなく注文できます。飲んで、食べても3千円くらい。料理はご主人ひとりでされているので、お客さんが多いときは、ちょっと待つ余裕をもってくださいね。ただし、とても人気のお店なので、夜遅くても入れないこともあるということも覚悟の上で」と、ぼあ子さん。
なお、店主によると午後9時過ぎに、ちょっと空くこともあるそうですので、そのあたりの時間帯をねらってみるのもいいかもしれません。
我われもまた、ゆっくりと2時間近く楽しんで、今日のお勘定は5人で8千円(ひとり1,600円)ほどでした。どうもごちそうさま。

しろ、れば、はらみ(タレ) / かしら、つくね(塩) / 自家製とんつくね
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