名店の偉大なる遺伝子 … やきとん「元気(げんき)」(秋葉原)
蕨(わらび)のやきとり「喜よし」を出て、京浜東北線で30分弱。秋葉原(あきはばら)に到着します。このあと銀座で飲み会というふるさんは、引き続き車中に残り、熊さんと私はここで下車します。
浅草橋の人気店「西口やきとん」の息子さんが、この春、ここ秋葉原の近くに新しく、やきとん「元気」という店を出したんだそうです。すでにたーぼーさんたちが行かれていて、「やきとん界の偉大なる遺伝子がここに開花!」と絶賛されているお店ながら、私自身は行ったことがない。そこで今日は、すでに「元気」にも何度か行っている熊さんに連れてきてもらったのでした。
ちなみに、このたーぼーさん作の「やきとん界の偉大なる遺伝子がここに開花!」という言葉は受けに受け、他のサイトでも引用されているほか、なんと、やきとん「元気」の公式ホームページのキャッチフレーズにもなっているほどです。
さて「元気」。秋葉原駅から徒歩3分ほど。ビルの1階全体が、やきとん「元気」で、その間口の幅全体が入口になっているので、とっても開放感があります。店の表に、立ち飲み用の大きな樽が4つほど並んでいるのも壮観ですねえ。
熊さんと私は店内にずらりと並んだテーブル席の1つに座り、熊さんは緑茶割り(300円)を、私は「西口やきとん」でもよくいただいているレモンハイボール(通称:ボール、300円)をもらって乾杯です。
ざっとテーブル上の「お品書き」に目を通すと、串(やきとん)は1本100円、一品料理(皿もの)は1品150~200円と、“西口”(皿ものはほぼ150円均一)と比べると、皿ものの値段がちょっと高めなのと、ボール(“西口”は280円)が20円高いのが、パッと見た違うところです。
そして串の内容をじっくりと見てみると、シロコロ、コリコリなどが増えている代わりに、赤獅子(ハツとししとう)、白獅子(カシラとししとう)やフランスパンはありません。
上大岡の「鳥佳」と、その2号店である「一火」が、ほぼ同じメニューでの展開をしているのと比べると、「西口やきとん」と「元気」は、似ているものの、それぞれに独自の特徴をもった別々の路線として展開しているようです。
ここ「元気」の特徴的なメニューは、壁の黒板に書き出された鹿児島県産の黒豚串。バラ、レバー、ハツ、カシラの4品があって、こちらは1本200円と、やや高級品です。
そんな中から、シロコロ(100円)とカシラ(100円)、そして黒豚のバラ(200円)を、それぞれ2本ずつ注文して、焼き上がりを待つ間の皿ものとして、漬けきゅうり(150円)とシャキシャキサラダ(150円)をいただきます。
漬けきゅうりは「西口やきとん」でもおなじみの1皿。シャキシャキサラダのほうは、千切りのたっぷりの大根の上に、こぼれ落ちそうにたっぷりのカツオ節がのっかっていて、ボリューム満点。これで150円はすごいなあ。まさに“西口”の遺伝子を感じます。
そして出てきたシロコロは、くるりと丸い腸の内側(体内にあったときは外側?)にギッシリと脂肪分。噛むと、口の中にジュワッと脂が広がります。
カシラは、豚の頭肉の脂のところ。「宇ち多゛」のアブラの部分と同じかな。カリッとした感じに焼き上げられています。
鹿児島産黒豚のバラ肉は、黒胡椒で焼き上げられて、ワサビが添えられています。値段も高いけど、この肉はうまいなあ。
もう1杯ずつ、緑茶割りとボールをいただいて、1時間ほどの滞在のお勘定は、ふたりで2,500円(ひとり1,250円)でした。どうもごちそうさま。
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