トマト、ポテト、古漬 … 立ち飲み「ぼんそわ」(新橋)
新橋あたりでの仕事関連の飲み会を終えて、ふらりとやってきたのは、大人気の小さな立ち飲み屋、「ぼんそわ」です。いやぁ、あいかわらず大勢のお客さんでにぎわってますねぇ!
横に細長~い「コ」の字のカウンターは、「コ」の字で言って、左下のところに2階に上がる階段があって、カウンターが途中で切れているので、正確には角張った「つ」みたいな形です。
普通に立つと10人くらいでいっぱいになるくらいの狭さだと思うのですが、もっと(15人くらい!?)ギューッと入ってることも多いのです。
火曜日、午後9時半頃のこの時間帯も、お客さんがびっしりと詰まっている状態。「コ」の字の上の辺の真ん中あたりに、かろうじて半人前くらいの隙間(すきま)があったので、半ば無理やりといった感じで、そこに入り込ませてもらいます。
カウンターの上段に置かれている、銀色のお皿は、お金入れ。注文した品が出てくるたびに、ここからお勘定を持って行ってくれる、キャッシュ・オン・デリバリー方式です。そのお皿に千円札を1枚置いて、カウンターの中からお通し(サービス)の小鉢を出してくれる店主に、トマト割り(400円)とポテトサラダ(200円)を注文します。
すぐにカウンターの上段に出されたトマト割りは、氷入りのサワーグラスに、ぷっくりと表面張力まで焼酎。それとは別に缶のトマトジュースが出されます。
このままだと、カウンターの下段にグラスを下ろすこともできないので、お行儀は悪いですが、口から迎えに行って、上から5ミリほどをすすり込んでから、おもむろにカウンター下段へとグラスを下ろします。この焼酎の濃さが「ぼんそわ」ならではですねぇ。
店は店主と、そのお母さんの二人で切り盛りされていて、カウンターの奥側(「コ」の字の左側)が厨房スペースになっています。「コ」の字カウンターの中は、ちょうど一人が行き来できるくらいの幅。カウンターのこっち側と、向こう側の距離が近いので、カウンターを挟んだ両側でも話がはずむようで、お客さんたち同士の仲がいいのも、この店の特徴です。
焼酎を飲んでは、あいた空間にトマトジュースを入れて。やっと普通のトマト割りくらいの濃さになったところで、つまみにはお新香の古漬け(200円)をもらいます。
キュウリやナス、ニンジンなどの古漬けを細かく切って混ぜ合わせたこの一品は、古漬けらしい乳酸発酵の酸味でお酒が進みます。
軽く40分ほど立ち飲んで、今日の支払い総額は800円。どうもごちそうさま!
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コメント
いつも、楽しく読んでおります。
四日市駅前は居酒屋さんは多いですが、立ち呑みの店は新旧各二軒ずつ。
今日夕方、商店街の老舗の前を通ると、大正生まれの女将と、老若混じった男性客で賑わっておりました。
明日寄ろうかな…。
投稿: IVY | 2009.08.11 17:36