レバ刺は自家製ダレで … やきとり「喜よし(きよし)」(川口市・蕨)
熊さんと「喜よし」で飲んでいるところに、ふらりと入ってこられたのは「Bar☆Compass」の管理人・ふるさんです。ふるさんは、北海道に単身赴任中なのに、月に1回程度の帰宅時には、必ずここ「喜よし」にいらっしゃってるんだそうです。
我われのとなりに座って、注文するのはホッピー(380円)とレバ刺し(320円)です。
――ご自宅の近くでもないのに、なんで蕨(わらび)に?
ふるさん(以下:ふ):もともと、僕はそばがものすごく好きで、そばの名店が多い浦和あたりによく来てたんですよ。あるとき、熊さんから「夜もすごいよ」という話があって、来てみるとあるわあるわ。このあたり、まだ知られてないところがいっぱいありそうですよ。もつの味が濃い感じがするんです。レッズファンは、実はうまいもつを食ってるんですよ(笑)
そこへ、ふるさんの注文したレバ刺しが登場。
――おぉーっ、これはすごい。
店主(以下:主):自家製のタレです。ニンニク、ショウガ、リンゴとか、いろいろ入ってます。今日のタレは作ったばかりなので、ちょっと若いかな。カレーのルーと同じで、少し寝かしたほうがうまいんですよ。
ふ:私は、これ、おすすめです。毎回必ずたのむんです。辛めのジンギスカンのタレの醤油味みたいな感じで、臭みが消えてうまいんですよ。
熊:どっちかというとソラチな感じ。ベルじゃない。
ふ:アハハハ。そうそう。北海道に二大ジンギスカンのタレというのがありまして、ベルのタレと、ソラチのタレ。ベルは東京でもけっこう食べることができるんですが、ソラチは北海道内でしか流通してない。その味に非常に近いんですね。すりおろしリンゴが効いてる。
――他におすすめの品は?
ふ:ガツマリネ(300円)もメチャメチャうまいんですよ。マリネのタレがうまいんです。土曜日は、閉店間際になると、ポテトサラダ100円なんていうオークションがあることもあるんですよ。
主:それを待って注文しない人もいる。そういうときに限って売り切れたりするんですね(笑)
熊:自家製のつくね(2本250円)もおすすめです。なめたけおろし(280円)や、お新香(200円)、生野菜(400円)なんかもよく食べますね。作り置きじゃなくて、注文するとその場で調理してくれるのが嬉しいんです。
主:定番としては、みそ焼き(6本500円)、レバ刺し(320円)、煮込み(320円)、とり豆富(400円)、あと、つくね(2本250円)なんかがよく出ますね。つくねは先代の時にはなくて、私が始めたんです。
――つくねのコリッとした食感がいいですねえ。これはナンコツ?
主:いや。年配の常連さんも多いので、ナンコツは入れてないんです。少し大きめに切った玉ネギですね。
熊:つくねは9時過ぎには売り切れてることも多いんです。マスター(二代目)は、もともと焼き鳥の店をやっていたこともあって、鶏の扱いがうまいんですよ。
主:でも、とりわさ(300円)や、とり豆富(400円)などは、先代の頃からのメニューなんですよ。基本的に先代のメニューを守ってやってます。
――この店に通う魅力はなんでしょう?
熊:ゆる~い空気が好きなんですよ。くつろげる。ここで飲んだあと、きびしい店には行きたくないなあ。
ふ:天井が高いから開放感がありますしね。その天井から下がっているランプもいい。ちょっと薄暗い感じがまたいいんですね。
(つづく)
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