巻揚に〆はキシメン? … 中華料理「楽園(らくえん)」(横浜市・石川町)
都内在住・在勤のお二人と、横浜で飲み会です。
「横浜あたりは、あまり知らないので、お勧めのお店をご紹介ください」
というお二人をお連れしたのは、つい先日、濱の酒場通・iiさんに連れて行ってもらったばかりの、横浜中華街の広東料理屋、「楽園」です。
今日もまた、人数と開始時刻だけを電話で連絡し、席を確保しておいてもらいます。
この前は「もつスペシャル」で、もつばっかりいただきましたが、今日は普通にいただきましょうね。
とはいうものの、この店ならではの白いセンマイは絶対はずせないので、センマイとネギ・生姜の和え物(1,500円)はもらって、名物の巻揚(まきあげ、1,570円)ももらって、あとは夏らしくウナギのふかし煮を注文します。
この店は、人数分と同じくらいの品数を注文すると、ちょうど満腹になるのです。
瓶ビールをもらって乾杯しているところへ、すぐに出されたセンマイとネギ・生姜の和え物は、たわしでゴシゴシと洗うことによって、表面の黒い皮を取り、まっ白になったセンマイを使っているのが大きな特徴です。
そして巻揚(まきあげ)。巻揚は、春巻きの皮の代わりに、豚の網脂(あみあぶら)を使って、細く切ったエビやタケノコ、シイタケなどを巻いて揚げたもの。広東料理では比較的ポピュラーな食べ物なんだそうです。
ウナギのふかし煮は、筒状に切ったウナギを蒸して、醤油の素になる“豆みそ”という味噌で味付けたもの。中国の人にはすごく人気があるんだけど、日本人はあまり注文しないとのことでした。しかしながら、iiさんと一緒にこの店に来ると、よく注文する一品です。
「最後にもう1品いただきたいんですけど、なにがいいでしょうね」
と女将の曽賜珍(そう・しちん)さんに相談したところ、
「ビーフンかキシメンがいいのではないかしら」という返事。
「キシメンって、あのキシメン?」
「それに似てる中華の麺です」
ということで、さっそくその牛バラ焼きキシメン(1,000円)を注文してみます。
このキシメン、漢字では河粉と書いてホーファンと読むんだそうです。原料は米の粉で、これを平たい麺にするのでキシメン風になるんだそうです。広東地区のほかに、東南アジアの一帯でも似たような麺料理が多いのだそうで、たとえばベトナムのフォーなんかも、麺は同様のものなんだそうです。
出てきた牛バラ焼きキシメンは、肉や青菜もたっぷりとのって、ボリュームたっぷり。麺は、キシメンと比べるともっちりとした感じで、ちょっと時間が経つと、すぐに麺同士がくっついてモチモチした食べ物に変身します。
3人で4皿となると、相当な量で、すっかり満腹になってしまいました。やっぱり人数×1皿というのが適切な量なんですね。
今度は6~8人くらいでやって来て、6~8皿くらい注文して、あれこれと食べてみたいですね。>誰とはなく
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