煮込みとイカフライ? … やきとり「喜よし(きよし)」(川口市・蕨)
これもまた「喜よし」の人気の一品であるという煮込み(320円)は、豆腐も入ったもつ煮込み。一連の煮込みのバリエーションとして煮玉子(100円)や、煮玉子入り煮込み(400円)もメニューに並んでいます。
今日はシンプルに煮込みをいただきましたが、「Bar☆Compass」のふるさんのオススメは、煮玉子入り煮込みだそうです。
主:こちらのお客さんは、20年ほど通ってこられてる、住川晄一(すみかわ・こういち)さんです。
――20年。それはすごい。どんなきっかけだったんですか?
住川さん(以下:住):最初は会社の人に連れてこられたんですよ。3~4回、そんな状態が続いた後、ひとりでふらりとやって来たら、それからもう毎日来るようになっちゃって(笑)
――毎日ですか!?
住:そのころは近くに住んでたからね。今は都内に引っ越しちゃったから、週に3回くらいかな。外で飲むのは「喜よし」だけです。他の店に行くことがあるのは、会社の飲み会くらい。
――週3回! まさに二日とあけずに通う常連さんなんですね(笑)
住:ここのみそ焼きはクセになるんですよ。常連さんたちは「絶対(クセになる)何かが入ってる」なんて笑いあってます。2~3日、食べられない日が続くと禁断症状が出てきて、それが4~5日になると、仕事をサボってでも食べに来てしまうんです。会社の人たちにも薄々気づかれているかもしれません(笑)
――どれくらいの時間帯でいらっしゃるんですか?
住:5時ごろ来るようにしてるんですよ。それより遅くなると混んでるのでもう来ない。9時ごろになると空いてることもあるんですが、そこから飲み始めると11時くらいになってしまって明日がつらいし、つまみもなくなってるものが多いんですよ。マスターも疲れてて会話がはずまないし(笑)
――5時にいらっしゃって、どのくらいいるんですか?
住:1時間半か2時間くらいですかね。混んできたらサッと帰るようにしてます。
熊:私が一番長っちりかもしれないですね。5時ごろ来て、3時間くらい居ることが多いです。「お前、もつしゃぶってるんじゃないの?」と言われるほどのろのろ食べながら(笑)。飲み物はいつもバイスサワー。1杯30分くらいのペースで、3時間で6杯(中6外3)というのが定量です。
ふ:それは飲み過ぎ! 他の人たちの参考にならないよ(笑)
――どんなものを注文されますか?
住:まずは瓶ビール(大瓶550円)をもらって、みそ焼きを2~3本(1本90円)。カシラは絶対入れてもらいます。その後は、お新香(200円)などのさっぱりしたものをたのんで、そのあとイカかな。
――イカ!?
主:アハハ。駄菓子のイカフライ(1枚30円)です。
熊:駄菓子は、やきとりを食べた人じゃないと注文できない。いきなり駄菓子に走るのはダメってことになってるんです。
住:イカを食べた後は、その日ごとに違いますね。とりわさ(300円)とか。瓶ビールを2~3本飲んだ後、最後は、梅酒で締めるんですが、1杯で締める予定が、2杯、3杯と飲んだりしてね(笑)
主:最近、日本酒メーカーが梅酒を作ってるんですよ。日本酒で漬けた梅酒。住川さんが飲んでる「八海山」の梅酒は、ラベルも可愛らしくて、甘さも控えめで、非常に評判がいいんですよ。
――住川さんにとって、この店の魅力は?
住:先ほどお二人も話してましたが、私もやっぱりこの空間が好きなんでしょうね。落ち着きますもんね。初めて来る人も、ぜひこの空間になじんでもらいたいです。少なくとも最初は、だまってこの空間になじもうとしてもらえるといいんじゃないかなあ。
熊:大勢で騒ぐのはちょっとね。
ふ:この店は、やっぱり蕨を代表する居酒屋の1軒なので、外から来てワイワイやっちゃうと、ちょっときびしいですね。
熊:金を払ってるんだから何してもいいだろう的な客は、この店に限らず困りますね。
ふ:あと土曜日は、閉店間際に(9時頃)やって来て「あれはないのか」とか「これはないのか」なんていう人も多い。時間は守らなきゃね。
(つづく)
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