〔コラム〕 呑兵衛の友 ウナギ串焼き
今日(2009年8月8日(土))の読売新聞夕刊(東京本社版)「ぶらり食記」に『呑兵衛の友 ウナギ串焼き』として、青物横丁は「丸富」のウナギの串焼きと、神田「みますや」のドジョウ丸煮を紹介させていただきました。
うな丼や蒲焼もいいのですが、呑兵衛(のんべえ)にとっては、やっぱりウナギの串焼きで一杯というのがうれしいですよねぇ。
「昔は、ウナギのパーツで酒を飲ませる店が多かったんだが、最近は減ってきたよなあ」
と嘆くのは会社の先輩たち。私の勤務先に近い、横浜市磯子区の新杉田駅(JR根岸線)から杉田駅(京急本線)を結ぶ商店街にも、ウナギ串焼きで手軽に飲めるお店が多かったんだそうです。
改めてウナギの串焼きが食べられる店を思い出してみると、たしかにそれほど多くはありません。
私が行ったことがあるのは、先ほどもご紹介した青物横丁「丸富」や、漫画「美味しんぼ」でも紹介された中野「川二郎」、そこで修業された荻窪「川勢」。新宿・思い出横丁の「カブト」に、自由が丘の「ほさか」といったところ。これらの店では、ウナギの串焼きが主役で、他には何品かのつまみとご飯物(うな丼)がある程度。ほとんどのお客さんが、串焼きをつまみに、ビールやお酒を飲んでいます。
他のメニューもいろいろある中に、ウナギの串焼きもあるという店は、中野「ばんば」、中野「いろは亭」。もともとウナギの串焼きが主役だった大井町の「むら上」も、今年の春から「三代目 むら上」となって、ウナギの串焼きも食べられる居酒屋風に変身しました。
蒲田の「うなぎ家」や、横浜・屏風浦(びょうぶがうら)の「うなぎや」も、ウナギの串焼きもある立ち飲み屋です。
むりやり仲間に入れるなら、赤羽の「まるます家」や、荻窪の「やき屋」にも、ウナギの肝焼きがあります。
さぁそして、これ以降は私自身は行ったことがないお店ですが、ウナギの串焼きメニューがあるのが、先ほどご紹介した「川二郎」のオヤジさんが、中野駅近くに新たに開いた「味治」。同じ「うな鐡」という店名ながら、それぞれあまり関係ない感じの、渋谷の「元祖うな鐡」に、「浅草うな鐡」、大塚・大宮の「うな鐡」、そして新宿歌舞伎町の「うな鐡」。
さらにネットを検索してみると、新橋の鰻串焼「ささき」や、歌舞伎町の「鰻将本店」、日本橋蛎殻町(最寄り駅は人形町か水天宮)のうなぎ串焼専門「心天」、蒲田のうなぎ串焼き「かるちゃん」、九段下の「春木屋善兵衛」などでも、ウナギの串焼きが食べられるようです。
最後に忘れてはならない人気店を1軒。国立の「うなちゃん」です。ここは出かけていったことがあるのですが、そのときは、開店から1時間後の午後6時にして、すべて売り切れ状態だったのでした。もう1度行かなきゃ、と思いながら、まだ実現できていない課題店です。
みなさんのおすすめのウナギ串焼き屋があれば、ぜひご紹介ください。
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コメント
いつも、楽しく拝読させていただいております。
祖師ヶ谷大蔵@小田急線にも、「うな鉄」があります。
内容は、「元祖うな鐵」に類似。
私の食べ方は、串焼きと白焼きで充分にお酒をいただいた後に、「うなぎ茶漬け」で、あっさり〆ます。
ちょっと遠いですが、機会があればお試し下さい。
投稿: jin-n | 2009.08.24 15:36
うっかり忘れました。
多吉@新橋を。
でも、あまりに有名過ぎて、つまんないかぁ・・・。
投稿: jin-n | 2009.08.24 15:42