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ヒモ、ヒラ、テッポウ … もつ焼き「ホルモン」(沼袋)

ヒモ、ヒラ、テッポウ


 夏休みの松山への帰省に続いて、夏休み明けの呉への出張と、連続したお出かけを終えて、久しぶりにの~んびりと過ごした土曜日。夕方5時過ぎに「ちょっと出かけてくるね」とやってきたのは、沼袋のもつ焼き「ホルモン」です。

 前に来たのが去年の年末だから、もう8ヶ月ぶり。

 わが家から徒歩圏内のお店には、ちょこちょこと伺うことができるのですが、ここ「ホルモン」のように、電車で3駅、所要時間4分くらいの距離というのが、なんだか縁遠くなっちゃうんですよねえ。

 いっそ離れてたら、がんばって出かけるか、という気持ちになるし、うんと近いとがんばらなくても出かけられる。ちょっと離れてるというのが、いちばん中途半端な位置関係なのです。JR中央線で言うと、高円寺、西荻窪、吉祥寺あたりも同じような感じですねえ。

 いつものように笑顔で迎えてくれる焼き台の店主に、ごぶさたの非礼を詫びつつ、駅に近い側のカウンターのもっとも焼き台寄り(左端)に座って、サッポロラガービール大瓶(500円)と、お新香をダブル(220円)で注文します。

 自家製のお新香は、この店の人気の品のひとつ。通常(110円)は小皿で出されるところ、ダブルの場合は冷奴やトマトを出してくれるときと同じ大きなお皿にどっさりと入れてくれます。値段はダブルだけど、量は明らかにダブル以上だなあ。今日のお新香は、白菜とキュウリです。

 焼き物は、コブクロのちょい焼き(1本120円)から。この店にはもつの刺身はなくて、そのかわりにレバとコブクロの2種類について、“ちょい焼き”という注文が可能になっていて、表面をさっと炙る程度のベリーレアで、刻みネギをトッピングして、おろしショウガを添えて、醤油かポン酢醤油でいただきます。

 だいたいいつも2本組みで注文して、串から抜いてばらしてしまい、もつ刺身のように箸で食べるようにしています。あぁ、このプリプリ感がいいですねぇ。

 ビールに続いて焼酎(230円)を注文すると、冷蔵庫で一升瓶のまま冷やされている焼酎(サッポロ焼酎)を、受け皿にあふれるまで注いでくれます。これにカウンター上に置かれた梅シロップをちょろりと入れて、梅割りにします。

 焼酎は生(き)の強さ(25度)なのですが、よく冷えているのと、梅シロップのほんのりとした甘みで、スイッと飲めてしまうのが恐ろしいんですよねえ。「ゆっくりと、ゆっくりと」と自分に言い聞かせながら飲まないといけません。

 もつ焼きはヒモ、ヒラ、テッポウ(各100円)を1本ずつ、タレで。ヒモは豚の腸、テッポウは豚の直腸、そしてヒラはその中間的な部位(大腸・盲腸あたりかな?)なんだそうです。

 ヒモ→ヒラ→テッポウと、順に腸の厚みが増してくるのですが、食べた感じは逆にだんだん軟らかくなるように感じます。それぞれに特徴があって、甲乙つけがたいなあ。

 ゆっくりと1時間ほど楽しんで、お勘定は1,420円でした。どうもごちそうさま。

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「ホルモン」 / お新香Wと瓶ビール / コブクロちょい焼き

店情報前回

《平成21(2009)年8月8日(土)の記録》

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 この店にやって来るのは初めてというO野さんと、沼袋の「ホルモン」にやってきました。  昭和39(1964)年創業のこの店は、今年で創業45年。現在は、創業者の息子さんで二代目店主の菊池正彦(きくち・まさひこ)さんが、奥さんと二人で、カウンター12席(6席×2列)+テーブル8席(4席×2卓)の店を切り盛りされています。  その昔、中央線沿線には今の「四文屋」グループと同じように、「ホルモン」グルー... [続きを読む]

受信: 2009.10.15 23:19

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