アジとカツオの2点盛 … 大衆酒場「みとめ」(東十条)
明日から四日間のお盆休み。横浜での仕事を終えて、京浜東北線1本でやって来たのは、久しぶりとなる東十条です。北口改札を出て、すぐ左側の上り階段をあがり、酒場の並ぶ路地をまっすぐに進んで、突き当たったところ、コンビニのとなりが大衆酒場「みとめ」です。
コの字型カウンターのみ15席ほどの店内は、水曜、午後8時のこの時間、先客は7人。右奥に老年夫婦、その手前に中年男性一人客、角を回って手前の辺の右側、ちょうど焼き台の前に中年男女二人連れ(夫婦?)、左手奥に若い男性の二人連れと、幅広い。ほとんどの人が地元の常連客の様子です。
私も入口近くの、手前の辺の左側に座り、まずはホッピー(410円)を注文すると、カウンターの中、奥側にあるドリンク用スペース(?)で、氷入りの金宮グラスに、計量用のコップで焼酎が注いで、1枚のレモンスライスを半月状に切ったものを入れて、瓶入りホッピーと一緒に出してくれます。
普通に作ると、瓶入りホッピーがちょうど半分残るくらい。外1中2(そといち・なかに)のペースですね。
ホッピーのグラスは、最初に出してくれたタオル地のお手拭を四つにたたんだものをコースター代わりにして置きます。こうしておくと、氷の冷たさでグラスが汗をかいてきても、カウンターの上に水たまりができません。
料理のほうは、まずはなんといっても「みとめ」と言えばという名物、刺身の2点盛りですね。
通常の短冊メニューとは別に、「本日のサービス」というボードメニューが出ており、ここに並ぶ刺身類を、どれでも2品選んで740円なのです。単品の刺身は470~500円ほどなので、かなりお得感があります。
今日の「本日のサービス」に並んでいるのは、マグロ、ゲソワサ、甘エビ、タコワサ、〆サバ、アジ刺、酢ダコ、コハダ、ホッキ貝、ホタテ、イカ刺、サンマ、カンパチ、トリ貝、カツオといった品々。
ちょっと迷って、夏らしくアジ刺とカツオの2品でお願いします。
つまみのほうは、まずは人気の刺身からいきましょうか。ずらりと並んだ刺身メニューは、1品それぞれ470~500円ほど。これを2品盛り合わせてもらうと、なんと740円のサービス価格になるのです。
待つことしばし。出された2点盛りは、皿の半分に、ぶ厚く切られたアジが10切れほどと、残り半分に、これまた厚いカツオの刺身が7切れほど。
アジにはワサビが、カツオにはニンニクとショウガが添えられていて、醤油皿も二つ出してくれるのが嬉しいなあ。
アジの予想どおりのおいしさもさることながら、この季節、カツオ刺身がいいですねぇ。初ガツオと、戻りガツオのちょうど中間的な、一番いい脂のノリ。このくらいの脂が、赤身の味もよく感じることができていいですねぇ。
初ガツオ、夏の盛りのカツオ、戻りガツオが、マグロで言えば赤身、中トロ、大トロみたいな感じでしょうか。
(つづく)
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