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〔コラム〕 続・広島への日帰り出張物語

夫婦あなごめし


 交通の便がよくなって、昔は夜行寝台列車で行っていた出張先でも、いまや飛行機や新幹線で日帰り圏内。なんだか便利なような、あわただしいような。

 今日も今日とて、広島(呉)への日帰り出張。飛行機はあまり好きじゃないので、早起きして、朝6時半ごろ単身赴任寮を出発。

 新横浜駅在来線ホームにある「濱そば」で、朝食として天玉そば(420円)を食べて、新幹線のぞみに乗り込みます。

 このところ、広島方面への出張では必ずN700系車両を選んで、しかもE席(二人掛けの窓側)を指定するようにしています。N700系の窓際席の下にはコンセントがついていて、ノートパソコンなどの電源が取れるのです。

 なぜA席(三人掛けの窓際)じゃなくてE席なのかというと、A席だと、B、C席に二人連れが座ってしゃべり始めるとうるさかったり、ちょいとトイレに行くにも、二人の前を通過させてもらわないといけないので、大変だからです。

 N700系では、東京~新大阪間は無線LANも使えるようになっているのですが、こちらは事前に無線LANサービス提供事業者と契約が必要。そんなにしょっちゅう新幹線で出かけるわけでもないので、私は普段使っているイー・モバイルをそのまま利用するようにしています。

 イー・モバイルは、トンネル通過中はつながらないのですが、それ以外の場所だと、あまりストレスを感じることもなく通信ができて快適です。ただし、新大阪を過ぎて、山陽新幹線のエリアに入ると、トンネルが多いので、通信はちょっと大変です。

 こうやってパソコンで書き物をしたり、調べ物をしたりしながら移動すると、時間もあっという間に過ぎて、気がつけばもう広島。呉線への乗り換え時間を利用して、在来線1番ホームにある「ひろしま駅弁」のうどん屋で天玉うどん(390円)に、いなり2個(160円)。合計550円の昼食です。

 「ひろしま駅弁」のうどん屋は、他のホームにも何店舗かあるのですが、ここ1番線のうどん屋が店も一番大きくて、何人かの役割分担でササッと手際よく作られるので、ダシも熱々で、おいしくいただけるように思います。

 呉に移動して、午後はずっと海辺の事務所で打ち合わせ。

 私は、生まれ育ったのが愛媛県の海辺の町で、夏になると海水パンツのまま海に走り出て、泳ぎ終わっても、バスタオルなども必要なく、そのまま家に帰ってこれるほどの海辺。

 大学時代が、今にして思えば、一番海から離れたところで過ごしていたのですが、それでも海までは1キロもないくらいの距離でした。

 卒業して、海辺じゃないとできない、船造りの仕事に就いたため、以来、ズゥ~~ッと、少なくとも勤務中は海辺にいるのです。

 すぐ近くに海があるのは当たり前のような生活を送ってきたので、定年退職して海辺から離れたらどうなるんだろうなあと、ちょっと心配し始めた今日この頃です。

 打ち合わせを終えて、帰りの電車に乗り込みます。広島で新幹線に乗り換えるところで、夕食用に「二本入り・夫婦あなごめし」(1,050円)をいう駅弁とお茶を買い込んで車中へ。もちろん帰りもN700系のぞみの窓際席です。

 広島から新幹線に乗るときは、冬場なら「しゃもじかきめし」(1,050円)を、カキのない季節には、この「夫婦あなごめし」を買うことが多いのです。

 昔は焼いた穴子の切り身がびっしりと並んだような「あなごめし」もあって、それが大好きだったのですが、最近は見かけなくなってしまって残念です。

 「夫婦あなごめし」を食べ終えて、パソコンをカチャカチャとやるうちに、新横浜に到着。寮に帰り着いたのは、午後11時半ごろ。朝6時半に寮を出てから17時間の、長い日帰り出張でした。

 ところで、今回のコラムのタイトル。なぜ「続・広島への日帰り出張物語」かといいますと、昨年の12月に「広島への日帰り出張物語」というコラムを書いているので、それに続く続編ということなのでした。

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天玉そば@濱そば / 天玉うどん@広島駅 / 夫婦あなごめし

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コメント

毎回楽しく(勤務中の骨休め)拝見させて貰っています。
広島県、愛媛県に隣接するY県S市に在住しております。最近は少なくなりましたが、広島市、松山市は商用や小旅行でお世話になっております。
以前から貴殿の出没地や、コラムの内容から気になっておりました。お勤め先は造船関係の「I○I」でしょうか?私も若い頃佃島の「東一」お世話になっておりました。(下請けですが)今は無くなって、高層マンションが
樹立しているとか。これからも「門仲」や「豊洲」の情報を楽しみにしております。余り深酒をなさらぬよう、
御健勝にてご活躍ください。

投稿: 中嶋 茂樹 | 2009.09.22 10:21

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