黒生ホッピーで串焼き … 「ハーミテイジきくや」(市ヶ谷)
学生時代の友人Nが、市ヶ谷に宿を取っているということで、「兵六」で一緒になった男前H氏にもお付き合いいただいて、3人で市ヶ谷に向かいます。神保町から市ヶ谷までは都営新宿線で2駅という近距離なのです。
市ヶ谷駅に着いて、向かったのは、いつも「古典酒場」のトークイベントでお世話になっている「ハーミテイジきくや」です。
「ハーミテイジきくや」は、どう分類していいのかがむずかしいお店。昭和63(1988)年に創業した当時からの伝統の品は、黒生ホッピーにガツ刺しともつ焼き。しかしながら、現在は沖縄料理に加えて、1階で営業している姉妹店(イタリア料理店)のイタリア料理も注文できるようになり、幅広い料理を食べることができるのです。
店内はテーブル席が主体で、この時間帯(金曜、午後10時半)でも大勢のお客さんが入っています。
我われ3人もテーブル席のひとつに座って、黒生ホッピー(480円)をもらって、改めて乾杯です。
料理もやっぱりガツ刺し(500円)と、もつ焼きはカシラ、タン、ハツ、ナンコツ、シロ、レバという焼きとん6種(各1本120円)と、豚バラ(1本200円)を、シロとレバだけタレで焼いてもらいます。
あっという間に1杯目の黒生ホッピーを飲み終えて、2杯目は3人とも白ホッピー。この店では黒だけが生ホッピーなのです。使っている焼酎はダイヤ焼酎とのことでした。
ちなみに、我われは白ホッピー(あるいは赤ホッピー)、黒ホッピーと呼びますが、メーカーであるホッピービバレッジのみなさんは、ホッピーと黒ホッピーというように、きちんと商品名で呼んでいて、白ホッピーとは言いません。(ただしお店でホッピーを注文するときなどは、その店のメニューに忠実に、たとえばメニューに白ホッピーとあれば、白ホッピーと注文されます。)
九州から出てきたNは、今日ここでいただいたホッピーが、生まれて初めてのホッピーだったようです。
焼酎も、それを割るホッピーも、糖分が少ないので、たくさん飲んでも満腹感が出なくて、いくらでも飲めるのです。
焼酎のアルコール分にホップの苦みが加わった味わいに、炭酸のシュワシュワ感もあいまって、どんな料理にも合います。
とは言うものの、ワインや日本酒などのように、料理との相性でマリアージュするといった合いかたではなくて、ホッピーの場合は料理を食べた後の口中をリフレッシュするというタイプの合いかただと思います。
だから、もつ焼きやもつ煮込みといったコクのある食べ物とよく合うんでしょうね。
最後にガーリックトースト(680円)をいただいて終了。焼き台のご主人にごあいさつして店を後にします。
友人Nにも喜んでもらえたようで、ひと安心。男前H氏にも、遅くまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
・店情報
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