牛レバー刺身発祥の店 … 「丸好酒場(まるよしさかば)」(八広)
「ゑびすや食堂」を出て、みなさんと解散し、detchさん、出版社のSさんと一緒に向かったのは八広(やひろ)の「丸好酒場」です。
今から11年前、1998年10月に出版された名著「下町酒場巡礼」の冒頭(第1章の第1話)を飾る店が、ここ「丸好酒場」です。それを読んで以来、ずっと来てみたかったのですが、なかなか機会がなくて、やっと今日、常連のdetchさんさんに連れてきてもらうことができました。この店でdetchさんの奥さんのm蔵さんとも合流です。
まずは丸好ハイボール(300円)をもらって乾杯し、この店に来たならぜひ食べないと、という1品目、牛モツ煮込(400円)をいただきます。
『この店に来たら忘れてはならないのが牛もつ煮込みだ。注文すると、カウンターの内側の大鍋でぐつぐつ音を立てている煮込みを器に盛って、レバー刺しなどにも使われる特製のニンニク醤油だれをかけて出される。他の店に比べて、もつの脂分が多いのが特徴だ。うどんにモヤシやネギを乗せ、このもつ煮込みをぶっかけたホルモンうどんもおすすめ。客の注文によって玉子を加えることもある。』
件(くだん)の「下町酒場巡礼」では、そう紹介されている牛モツ煮込は、こってりと濃厚で、ハイボールとの相性も抜群です。
detchさんおすすめのニラ玉子焼(250円)は、女将さんがフライパンでふんわりと焼き上げてくれて、仕上げに特製ニンニク醤油ダレです。このタレが決め手だな。
そして、もうひとつの名物、牛レバー刺身(400円)。この店は、日本で初めて牛レバー刺身を出した店なんだそうです。もちろんこれにも特製ニンニク醤油ダレがかけられます。
「どれを食べても美味しいんですよ。ご飯や丼ものもあるので、がっつりと仕上げることもできます」
とdetchさん。すすめられるままにナスピーマンあんかけ(250円)や、意外にあっさりとしている豚足ヤサイスープ(300円)、ウスターソースが一緒に出されるポテトサラダ(350円)、おふくろの味・いか大根煮(250円)と食べ進みますが、本当にはずれがない。
ここでちょいとトイレに立ちます。「下町酒場巡礼」で、『日本一小さい』と紹介されているトイレにもぜひ行っておきたかったのです。いったん店を出て、店の裏手に回ったところに、トイレの入り口扉があります。その扉を開けると、すぐ目の前が小便器。扉の中には入れないので、扉を開けたまま、目の前の小便器に向かって用をたします。ほとんど立ちしょんのような気分です。
キュウリ古漬(250円)で口中をリフレッシュしたら、最後はdetchさん一押しの野菜炒(400円)です。モヤシたっぷりの野菜炒めには、味噌と白ゴマがトッピングされていて、それを絡めながらいただきます。シャキッと仕上がった野菜炒めがいいですねえ!
本日の5軒目にも関わらず、美味しさのあまり、ついこんなにたくさんの料理をいただいてしまいました。超満腹で家路に着いたのでした。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。>Sさん、detchさん、そしてm蔵さん。
ナスピーマンあんかけ / 豚足ヤサイスープ / ポテトサラダ
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