名物は煮込みとつけ麺 … もつ焼き「小林(こばやし)」(町屋)
金曜日の今日は、横浜の職場から都内の自宅へ帰るついでに、ちょっと足を伸ばして、町屋の「小林」です。町屋あたりも、いい酒場が多いらしいのに、なかなか来ることができていないエリアです。
昭和23(1948)年創業の「小林」は、看板にも暖簾(のれん)にも『もつ焼き』と大書されていますが、串煮込みが食べられることと、締めのつけ麺でも有名です。
店に到着したのは午後8時。カウンターのみの店内の入口付近は、すでにかなりできあがったサラリーマンらしき男性客たちで騒々しいくらいの状態。その横をすり抜けるようにして店の奥へと進みます。
店内はカウンター席のみ。入口右手にある焼き台のところから始まって、細長い店内を奥に向かって伸び、一番奥のところで、カウンターの中に設置された大きな煮込み鍋を取り囲むように、2回右に折れて、全体としては角ばったJ字の形をしています。
その煮込み鍋の横に陣取って、酎ハイ(370円)をもらうと、すぐに出されるつき出し(200円)は、小皿のナスの煮物です。
ここに来たら、やっぱりまずは煮込みですね。煮込みは1人前5本で400円。1串あたり80円です。
カウンターの中の大きな煮込み鍋で煮込まれているのは、ハチノス(牛の胃)、ガツ(豚の胃)、フワ(肺)、シロ(腸)と、珍しいオビ(膀胱)の5種類で、味はみそ味。1人前を注文すると、各種類を1本ずつお皿に入れてくれます。
常連さんになると、大鍋に添えられている菜箸(さいばし)で自分で取っています。最後に串の本数でお勘定します。
煮込み鍋の中には煮玉子も入っていて、これは1個90円。煮玉子には串は刺していないので、自分で煮玉子を取った場合には自己申告しなければなりません。また、煮玉子は1日30個ほどしか入ってないらしいので、欲しいときは早めに注文しましょう。
この店のモツ料理は、煮込みともつ焼きにガツ刺し(400円)の3種。それ以外のつまみは、お新香、おひたし、大根スライス、オニオンスライスと冷奴が270円。トマトとマカロニサラダが300円というラインナップです。
煮込みに続いては、もつ焼きです。もつ焼きはシロ、タン、カシラ、レバ、ハツの5種類があって、1皿5本で450円。味付けは塩・タレが選べます。
1皿5本は、いろいろ混ぜて5本でも可能ということなので、タレ焼きで各種1本ずつの5本盛りにしてもらいました。タレは甘めで、プレーンな酎ハイによく合って、酎ハイ(370円)もおかわりです。
まわりのお客さんはというと、「レバを2本に、シロを3本、タレ焼きね」といった感じで、5本になるように組み合わせています。
この店のもうひとつの名物が、締めにいただくつけ麺(580円)で、煮込み鍋の煮汁をベースにしたつけ汁が出されるんだそうですが、この時点でつけ麺までいただいちゃうと、今日はもう飲めなくなってしまうので、今日は止めておきましょう。
最後にもう1個、煮玉子(90円)をいただいて、1時間弱の滞在は1,930円でした。どうもごちそうさま。
・店情報
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コメント
おや、更新が滞ってますね。本業がお忙しいのでしょうか?
次回更新、楽しみにしております。
投稿: IVY | 2010.02.12 01:58
ブログの更新が遅いな~
投稿: 馬男 | 2010.02.13 13:57
久しぶりの居酒屋めぐりの記事、楽しく読ませていただきました。しばらく新しい記事が無かったのでお忙しいのか、はたまた連日のチューハイでお体を悪くされたのか、心配しておりました。それといつも写真が美味しそうに撮れていて感激です。このあたり(アメリカのカリフォルニア)には焼き鳥屋は有るのですがもつ焼きは無くて残念です。そこでこちらの記事を読み、写真を見て「食べたつもり」で我慢しております。
みけねこ
投稿: みけねこ | 2010.03.02 10:05