〔コラム〕 続・セントルイス紀行(1) … 機内食で一献
出張でセントルイスです。前に来たのが、平成20年春のことなので、2年ぶりですねえ。
今回の行きの飛行機は、成田発18:30(午後6時半)のシンガポール航空ロサンゼルス便。シンガポールの民族衣装・サロンケバヤが制服のキャビンアテンダントはみなさん美人で、質のいいサービスを提供してくれます。
成田空港を離陸してすぐ、午後8時に夕食が始まります。
最初の出されるアミューズ(つき出し)はサテー(Satay)という、シンガポールも含む東南アジア方面の串焼き(焼き鳥)です。甘くてちょっとスパイシーな肉味噌風のタレをつけながらいただきます。飲み物にはビール(アサヒスーパードライ)をいただきました。焼き鳥にはやっぱりビールですよね。
サテーをつまみつつビールを飲んでいると、きれいなおねえさん(キャビンアテンダント)が夕食の注文を取りにきてくれます。
選べるのは洋風か和風。洋風は前菜のサラダから始まって、メイン、デザートへと続くコース。和風は“花ごよみ”という九飾盛の弁当です。
日本からの出発便は、海外の航空会社であっても和食がおいしいので、ここは迷わず“花ごよみ”を注文し、飲み物も日本酒をもらいます。
日本酒は京都・伏見の「玉乃光 純米大吟醸 雄町」のみ。1合(180ml)瓶で出されます。
弁当は正方形の弁当箱の中が九つの部屋に分かれていて、左中央に八寸の牛蒡(ごぼう)の太刀魚巻きやタコのやわらか煮などが置かれ、下中央には口取りとして穴子蒲鉾や里芋、海老が置かれています。まずはこれらの酒肴をいただきながら、「玉乃光」をちびりちびり。
上中央にあるのはアイナメの焼き魚。右中央の和え物はシラスと錦糸卵を和えてイクラをのせたもの。三つ葉も添えられています。
ここで日本酒をおかわり。私の近くは外国の方ばかりで、だれもお酒を飲まず、水やお茶で食事をしています。自分だけが飲んでるみたいで、ちょっと気が引けますが、この料理にはやっぱり日本酒を合わせないとねえ。
左下の酢の物はサヨリの昆布巻きで、横にはセリが添えられています。右上が炊き合わせ。若竹煮(若布と筍)です。う~ん。この季節感がいいですねえ。
ごはん物は3種類。右下が鯛のおし寿司(木の芽添え)、真ん中がジャコ握りとお新香、そして左上がアサリの炊き込みご飯(おこわ)で、別に出される留椀(とめわん)は赤だしです。
締めの茶蕎麦で日本酒を飲み終えると、水菓子(デザート)として餅のアイスクリームが出されます。これは抹茶アイスの上にあんこをのせて、さらにその上に薄く伸ばした餅をのせたもの。最後に緑茶が出されて終了です。
ビールと日本酒2合で、ちょうどいいホロ酔い加減になって眠りについたのでした。
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コメント
最近の機内食はよくなっていますね。
浜田さんもいいクラスに乗られているようで・・・
9種類の肴というと、京橋の龍馬のようですね。
飛行機は、ANAも、上善水如 純吟醸、
いいクラスでは、栃木 開華 純米大吟醸など
いいお酒がでています。
ロスでは飲みましたか?
こけこっこ(焼き鳥)もいいですよ!
投稿: いず | 2010.03.16 00:36
僕は単純にLAの往復の時はSQが多いです、貧しい会社なのでCクラスが多いのですが・・・
CAのユニフォームは残念ながら正統のシンガポールの民族衣装・サロンケバヤではないんです。
正確にはピエール・バルマンが民族衣装風と言った所らしいです。と、SQのCAは言っていました。
投稿: Kevin | 2010.06.02 03:18