今年も冬がやってきた … 立ち飲み「やき屋(やきや)」(荻窪)
昨年(2009年)末から、公私の特に“私”の面でなにかとバタバタしていて、ブログの更新も遅れ気味。今日、これからご紹介する「やき屋」の様子は、今から4ヶ月前の去年の11月。晩秋となり、これから本格的な冬へと向かうころのお話です。
その日、店に到着したのは午後10時。いつも満員の「やき屋」ながら、この時間帯であれば比較的ゆっくりと入れます。
メイン立ち飲みカウンターの中央あたりに陣取って、まずはウイスキー水割(400円)を注文し、つまみにはゲソ揚げ(170円)をもらいます。ゲソ揚げは、カウンター上の大皿に盛られていて、注文に応じて店長のゲンさんが一人前分を取り分けてくれます。すぐに食べられるのがいいところなんですね。
ウイスキー水割は300mlのミニボトルに入ったニッカ・ブラック。氷入りのサワーグラスと一緒に出されます。普通に注いで2~3杯分になるので、これで400円は安いのです。
となりに入ってきたお客さんは、ホッピー(320円)とイカ大根(170円)を注文です。
そうかあ。今年も冬場の名物、イカ大根が始まったんですね! 追いかけるように私もイカ大根を注文します。
黒く透き通るほど煮込まれた大根は、箸を入れるとサクッと割れるほどのやわらかさで、イカ以上にイカらしい、実にいい味に仕上がっているのです。
おでん屋だと1切れ200円も300円もすることもある大根が、ここ「やき屋」では大きな2切れの大根が、イカとともに出されて170円。この値段がうれしいではありませんか。
「やき屋」のイカ大根を食べると、冬だなあ、という感じがするんですよねえ。
ゆっくりと1時間弱の立ち飲みは740円。この値段だからこそ、毎日やって来るお客さんが多いんですね。どうもごちそうさま。
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