〔コラム〕 続・セントルイス紀行(3) … 「ルイス&クラークス」
ロサンゼルスでの一夜が明けて3月14日の日曜日。米国では今日からサマータイムのスタートで、すべての時間は昨日までより1時間早まります。
ロサンゼルス空港からセントルイスに向かうアメリカン航空の出発時刻は午前7時半。朝6時にホテルのロビーで待ち合わせて空港に向かうのですが、今日の朝6時は、昨日までの朝5時。なんだか1時間損した気分だなあ。。。
ロサンゼルスから飛ぶこと3時間半。到着したセントルイスは、ロサンゼルスからさらに2時間の時差があり、到着したのは時計上では午後1時。見かけ上は5時間半かかったことになり、ここでさらに2時間損した気分です。
日本との時差は-14時間。ここは日曜日の午後1時ですが、日本は15日の月曜日、午前3時です。うーん。眠い。
空港で、先週から先乗りしているメンバーたちと合流し、彼らが借りていたレンタカーで滞在先のホテルへと向かいます。ホテルに到着後は、はじめてこの地にやってきたメンバーを中心にバドワイザーの工場見学。私は前回行ったので、ホテルの部屋でくつろぐほうを選びました。ただし、ここで寝ちゃうと時差ボケが直らないので、熱いお風呂にゆっくりと入って、そのあとは部屋でPCに向かっていると、3時間ほどの見学行程を終えたバドワイザー見学組も戻ってきました。
またまたレンタカーに分乗して、夕食に向かったのは前回にも行った、ミズーリ川の沿岸、セントチャールズ(St. Charles)のレンガ通りにあるアメリカン・レストラン&パブの「ルイス&クラークス」です。
ここセントルイスは、西部開拓の玄関口として発展してきました。アメリカの内陸部にありながらも、ミシシッピ川(ミズーリ川もその支流のひとつ)の沿岸という交通の便が、この町の発展を支えてきたんですね。
1803年、アメリカ合衆国第3代大統領トーマス・ジェファーソンは、大陸横断のための最短陸路の発見を目的として、陸軍大尉メリウェザー・ルイスに西部探検の命を下しました。ルイスは相棒として陸軍少尉ウィリアム・クラークを選び、ルイス・クラーク探検隊(Lewis and Clark Expedition)を結成。1805年には太平洋岸に達し、1806年、出発地のセントルイスへ無事に帰還したのでした。
この探検の出発の地が、ここセントチャールズ。この店の名前は、その探検隊の名前なんですね。
ビール(自家製のエール)を飲みながら、みんなで何品かの前菜をシェアしたあと、メインには蒸し野菜プラッタの鶏肉添え(Steamed Vegetable Platter with Grilled Chiken, 10.48ドル)を選択。プラッタというのは一皿盛りの料理のこと。日本風に言えば“蒸し野菜定食”みたいな感じでしょうか。蒸し野菜といいながらも、たっぷりのごはん(クレオール風ライス)の上に、これまたたっぷりと蒸し野菜がのって、しかもその上にグラタンのように溶けたチーズまでのっているのが、実にアメリカ的ですよねえ。あっさりと軽めの蒸し野菜を選択したつもりが、こってりと重量感たっぷりの夕食となったのでした。
「Lewis and Clark's」 / オニオンフライ / エビフライ
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コメント
こんにちは。
セントルイスは、フランス王で唯一列聖されているルイ9世に由来してますね。
投稿: のん気大将 | 2010.04.07 11:18