〔くれ便り〕 「くれえばん」編集長と行く、呉の夜
呉のタウン誌「くれえばん」の創刊は昭和62(1987)年の4月。今年で24年めに入りました。
「くれえばん」が創刊したときには、私自身もまだ呉の独身寮にいて、「へぇ、こんな本ができたんだ」とさっそく購入したものでした。そのあと東京に転勤したのが昭和63(1988)年の2月。「くれえばん」が創刊1周年を迎える少し前のことでした。
その「くれえばん」の木戸俊久(きど・としひさ)編集長(twitter)と、私の東京での飲み仲間・ぼあ子さんが旧知の仲だということで、さっそくぼあ子さんにお願いして、編集長をご紹介いただき、今宵、呉の街でご一緒させていただく機会を得たのでした。
編集長から「それじゃ、この店で」とご提案いただいたのは、中通4丁目の小さな路地の中にある酒場、「魚菜や(ぎょさいや)」です。
現れた木戸編集長は、ぼあ子さんから『木戸さんは劇団にいた事のある背の高いハンサムで爽やかな素敵な方です』と教えてもらっていたとおり、私よりも年上のはずなのに、まるで青年のような若々しさを感じます。
L字カウンターの店内は、女将さんがひとりで切り盛り中。L字カウンターの中には、二連のおでん鍋があるほか、大皿にずらりとお惣菜が並んでいます。
二連のおでん鍋は、ひとつが関西風、もうひとつが関東風の味付けで、好きなほうを選べます。おでんは1個150円から。大皿料理のおばんざいは、1品400円からという値段。
「ここの女将さんは、昔、屋台でおでん屋さんをやってたんだけど、素人が急に始めたもので危なっかしくてねえ。みんなで応援したんですよ」
と編集長。その後、ここに店舗を持つに至ったのだそうです。木戸編集長の行きつけのお店の1軒です。
呉の地酒をたっぷりといただいて、続いては同じ4丁目ながら、本通(ほんどおり)の近くにある和料理・寿司の店、「ひょうえ(兵衛)」です。
ずらりと並ぶ魚介料理(600~900円ほど)に混ざって、アロエ(700円)、黄ニラの玉子とじ(800円)、とうふ・焼木の芽みそかけ(700円)、いたどり(700円)、天然うど酢みそ(600円)などの野菜料理も並んでいます。そんな中から、ドラゴンフルーツとトマトのサラダ(800円)をもらって、「天琴古亀」の10年古酒、20年古酒、30年古酒をいただきます。
「さあ、もう1軒行きましょう」
と、木戸編集長にもう1軒、今度は焼酎がずらりと並んでいて、若い女将さんが切り盛りしている酒場に連れて行ってもらったのですが、私のほうは、すでにすっかり出来上がっていて、どこの店だったか覚えておらず。。。
「最後は屋台に!」
と連れて行ってくれたのは、堺川沿いに並ぶ屋台の、一番山側のほうにある「富士さん」です。
生ビール(450円)を飲みながら、おでん(1品100円)をつついたり、ホルモン炒めをもらったり。
先ほど行ったお店の女将さんも合流したところで、ふと時計を見ると、そろそろ午前1時という時刻。おぉ~っ。楽しさのあまり、月曜日からついつい飲みすぎちゃいましたねえ。
ラーメンまで行きつかなくてすみませんが、今日はお先に失礼します。
「今日は、おすすめの店の紹介だから。また来てみてください」
とおっしゃってくださる編集長のお言葉に甘えて、今日は各お店ですっかりご馳走になってしまいました。どこも、ぜひまた行ってみたいお店ばかりでした。(三軒目は未だに思い出せませんが。。。)
本当にありがとうございました。>木戸編集長
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