〔コラム〕 連休五日目は類さんたちと取材飲み
1週間の大型連休も折り返し点を過ぎ、今日も含めて残すところあと三日。憲法記念日の今日は、KKベストセラーズから5月31日に発売予定のCIRCUS6月号増刊「TOKYO大衆酒場」の取材で、赤羽の「まるます家」です。
取材の中身は、「酒場放浪記」でおなじみの酒場詩人・吉田類さん、「居酒屋考現学」の橋本健二教授との大衆酒場に関する鼎談(ていだん)。
最初に、今日も行列ができるほど人気の高い、1階店内で写真撮影をしたあと、2階の座敷席に移って鼎談です。
うなぎの蒲焼や、こいの生刺し、あらい、そしてスッポン鍋と、次々と出される「まるます家」の名物料理に舌鼓を打ちながら楽しい鼎談の時間となりました。本のできあがりが楽しみです。
そうそう。「まるます家」の女将さん経由で、酒呑(乃)童子さんからタラマヨの差し入れをいただきました。いつも本当にありがとうございます。>酒呑(乃)童子さん
取材は終了し、類さん、橋本先生と打ち上げに出かけたのは、「まるます家」のすぐ近く、OK横丁の中にある串焼き・モツ料理の「八起(やおき)」です。ここで「酔わせて下町」のFさん、ライターの舟橋さんとも合流してチャーメン(特製肉入りモヤシ炒め)にホルモン煮盛り合せなどなど。
3軒目は、これまたすぐ近くの「丸健水産」で、地元の丸眞正宗をいただきならが、おでんです。どの店に行っても、吉田類さんは人気者。ここでも周りで立ち飲んでいるお客さんたちから「いつも見てますよ」と声がかかります。
「さ~て、次はどこにしましょうか」
と相談していると、橋本先生から、
「実は板橋あたりにもいい酒場があるんですよ」
というご提案。さっそくタクシーに乗り込んで、向かったのは上板橋(かみいたばし)の「もつ九」です。この店は、かつてこの地に20年ほど住んでいたという橋本先生が、もっともよく通った酒場なんだそうです。古い店舗は火事で消失したものの、先月(2010年4月)から、新築の店舗で営業を再開。今日も地元の常連さんたちで満席状態です。
そして今日の5軒目も、同じ上板橋にあるもつ焼き(やきとん)の店、「ひなた」です。ここ「ひなた」も、「秋元屋」で修業をしていた辻さんが、今年(2010年)の1月に開店したお店。「秋元屋」のやきとんメニューはもちろん、この店ならではの料理も並んでいて、初期のころの「秋元屋」を思わせるような雰囲気です。
今日もまた、たっぷりと楽しい1日でした。「TOKYO大衆酒場」、お楽しみに!
「まるます家」鯉のあらい / 取り分けたスッポン鍋 / スッポン雑炊
「もつ九」のテーブル / やきとん「ひなた」 / サッポロラガービール
・「まるます家」(前回)/「八起」(前回)/「丸健水産」(前回)/「もつ九」/「ひなた」
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