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〔この一品〕 野毛「ホッピー仙人」の燻製たまご

野毛「ホッピー仙人」の燻製たまご


 野毛の「ホッピー仙人」で、ぜひ黒ホッピー(500円)に合わせて食べてみていただきたいのが燻製たまごです。

 食べ物よりもむしろホッピーそのものに重きを置いている「ホッピー仙人」のつまみは、袋菓子などの乾き物が主体。カウンター上の何箇所かに、袋菓子がどっさりと置かれています。

「仙人(←店主のこと)、これもらいますね」

 と声をかけて、自分の好きな袋菓子をとり、横に置かれた升(ます)のなかに、その料金(200円のものが多い)を入れるという、セルフサービス方式です。

 燻製たまごもそれと同じ。カウンター上の笊(ざる)のなかにコロコロと置かれた燻製たまごをひとつ取り、横の升に1個100円の料金を入れます。(冒頭の写真には、笊に入る前の、パックのまま燻製たまごが背景に写っています。)

 このとき折り紙で作られた玉子の殻入れも忘れずに取ります。

 この殻入れは、女性常連客のチャコちゃんが、新聞のチラシなどを使って、毎日のようにコツコツと折ってくれる手作りの品。まったく同じように折られた殻入れがずらりと並んでストックされている様子は、感動的なまでの美しさです。

 殻を剥(む)くと、中からはちょっと茶色に色づいた玉子が出てきます。この玉子には、そのまま食べてちょうどいいくらいの味が付いているので、塩をかけたりする必要はありません。最近は半熟の燻製たまごも売られているようですが、ここの燻製たまごはしっかりと固ゆで。

 この固ゆでの黄身の名残(なごり)が口の中に残っているところへ、黒ホッピーをグイッと流し込むのがいいんです。ッカァ~ッ、うまいっ。

 なんでもない市販の燻製たまごなんだけど、黒ホッピーにベストマッチのいいつまみなのでした。

店情報前回

《平成21(2009)年11月25日(水)の記録》

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コメント

こんにちは。この燻製たまご、是非食べたいですねぇ。
横浜に住んでいるくせして、勤務地の都合で新橋か大井町の居酒屋ばかりを開拓していましたが、やっぱりハマっ子(濱親父?)にならなくっちゃ!

投稿: コディ | 2010.05.29 15:10

ぜひ食べてみてください。>コディさん
新橋、大井町は、どちらも居酒屋の名店が多い土地。いいですねえ!
横浜は、野毛(桜木町駅の山側)か、横浜駅周辺あたりしか知らないので、いい店が見つかったら、ぜひ教えてください。よろしくお願いします。

投稿: 浜田信郎 | 2010.05.29 22:35

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 呉から出張中の3人と一緒に巡る横浜酒場。「第一亭」を出て、大岡川にそって下っていくと、川岸に経つ古い弧状の2階建てビルが都橋(みやこばし)商店街です。この建物の2階中央部にあるのが、「ホッピー仙人」です。  呉からやってきた3人は、未だかつてホッピーを飲んだことがないとのこと。  そうですよねぇ。広島方面の酒場の多くは、昔から日本酒がベース。ビールはあったものの、焼酎が入ってきたのは、焼酎ブーム... [続きを読む]

受信: 2011.01.10 22:15

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