〔この一品〕 祐天寺「ばん」のトンビ豆腐
〔この一品〕というタイトルながら、上の写真に写っている3品が、もつやき「ばん」の名物メニュー。手前左がトンビ豆腐(トンビ1本入り、350円+税。以下、価格はすべて税抜き表記)、手前右がレバカツ(1串130円)、そして奥がレモンサワー(サワー300円+レモン1個100円)です。
トンビ豆腐は、唐辛子が入った激辛のスープで、豚の尻尾、豆腐、ネギ、ニンジン、セロリなどを煮込んだ一品。豚の尻尾と豆腐が入っているから、豚尾(とんび)豆腐というネーミングです。つつけば崩れるほどやわらかく煮込まれた尻尾を、これまたやわらかい豆腐と一緒にレンゲですくい、ツルリ、ハフハフといただくと、ビリリと辛い刺激の中に、野菜の甘みや、豚尾のこってりとしたコクが感じられます。
このトンビ豆腐ですが、系列メニューも多くて、同じトンビ豆腐ながら、トンビ2本入りは500円。豆腐なしのトンビだけだと1本が180円、2本なら300円。逆に豆腐だけのトンビ汁豆腐は200です。普通のモツ煮込み(300円)や冷奴(150円)、温っため豆腐(200円)などもあります。
毎週火曜日は玉子サービスデイで、みんなに1個ずつ、ゆで卵がサービスされます。これをトンビ豆腐の中に入れる常連さんも多いようです。
レバカツは薄く延ばしたレバーに串を打ち、衣をつけて揚げたもの。ウスターソースがよく効いていて、レバーが苦手な人でも絶対に食べられそうな一品に仕上がっています。揚げたて熱々のうちにいただくのがいいですね。
トンビ豆腐やレバカツを食べて、口の中が熱いときにグイッと飲むと美味しいのがレモンサワー。炭酸で割った焼酎を、はじめてサワーと呼んだのがこのお店です。生のレモンをギュッと搾り入れると、酸味も加わっていくらでも飲めます。
ちなみにサワーについてくるビン入り炭酸は、サワー2杯分の分量があり、レモンも1杯に半個ずつという分量なので、一度サワーとレモンを注文すると、2杯目はナカ(焼酎のみのおかわり、250円)をもらうだけで大丈夫です。つまりサワー(300円)+レモン(100円)+ナカ(250円)の合計650円が、レモンサワー2杯分の料金。1杯あたりに換算すると325円ということになりますね。
常連さんの中には、炭酸もレモンも節約して、サワーとレモンにナカ3杯の合計1,150円で4杯のレモンサワーを飲むツワモノも。1杯あたりに換算すると、実に288円という低価格です。やるなぁ。
ここ「ばん」は、もつ焼きはもちろん、他にずらりと並ぶ一品料理も、いずれもはずれがないので、何を注文しても楽しめる人気店です。
今宵はサワーとレモンにナカ1杯。お通し(サービス)のお新香からはじまって、トンビ豆腐、レバカツ、そしてもつ焼き(1本100円)を3本いただいて、お勘定は1,500円(1,430円+税)でした。どうもごちそうさま。
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