松山の夜はハイボール … バー「露口(つゆぐち)」(松山)
金曜日の仕事を終えて、呉港からフェリーに乗って松山に帰省です。呉から松山までは、フェリーで2時間弱。スーパージェットなら1時間弱で着く距離なのです。
松山港に旧友Tが迎えにきてくれていて、まずはTの行きつけの店の1軒、三津の「てつや」で一献傾けます。
「てつや」はフグなどの魚介類が食べられる割烹的な酒場ですが、この季節はオコゼがおすすめだそうで、オコゼの刺身からスタートです。コリコリと弾力感のあるオコゼの身が燗酒によく合うこと。媛っこ地鶏(ひめっこじどり)の焼き鳥もおいしいなあ。最後はオコゼの味噌汁で締めて、1軒目は終了です。
2軒目は、松山の中心街に出て「露口」です。今夜の「露口」もほぼ満席状態。さっそく角瓶のハイボールをいただきます。
バー「露口」は昭和33(1958)年に開店、今年で創業52年になります。
マスターの露口貴雄さんは昭和11年、徳島生まれ。18歳のときに大坂のサントリーバーに修業に出て、21歳のときに四国ではじめてのトリスバーの店長として松山にやってきました。1年間の契約期間を終えた昭和33年、自分の店として「露口」を開いたのでした。その数年後、朝子さんと結婚されて、現在の二人三脚の体制ができあがりました。(詳細についてはサントリーの「バーテンダー物語り」をご覧ください。)
開店したときから今に至るまで、「露口」には冷蔵庫はありません。したがってビールもない。最初から、マスターが心をこめて作ってくれる、8オンス・タンブラーの角ハイボールを飲む人がほとんどです。
けっこう濃い目に作られたこのハイボールがうまいんだなあ。
近くに住む同級生(女性)も駆けつけてくれて、日付の変わる閉店時刻まで旧交を温めたのでした。お勘定は3人で3,900円(ひとりあたり1,300円)ほど。どうもごちそうさま。
媛っこ地鶏の焼き鳥 / サバ寿司とオコゼ握り / オコゼ味噌汁
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