〔コラム〕 東京出張の昼食は八重洲「三州屋」
東京に出張。3月までは逆方向(東京・横浜から呉への出張)だったので、なんだか変な感じです。朝早くに呉駅からの下り電車に乗ると、広島方面への通勤、通学の客が多くて、東京のラッシュアワーほどではないものの、かなり込みあっている状態。なるほど、朝の呉線の電車はこんな感じだったんですね。日ごろ徒歩通勤なので知りませんでした。
快速電車ながら、広島までは30分近くかかり、すっかり立ち疲れたころにやっと広島駅に到着。新幹線の指定席に腰を下ろして、ホッとひと息です。今度からは時間がかかっても呉駅始発の座れる電車(各亭)がいいかもね。
新幹線で移動しながら、ネットブック(小さいノートPC)+イーモバイルで作業をすることが多いのです。このイーモバイル、トンネル内ではもちろん通信できないのですが、トンネルを抜けても抜けても接続が途切れないことに、かつては驚いたものでした。ところが最近はブツブツとよく切れること。トンネルの多い山陽新幹線内では、何度も何度もつなぎ直さないといけません。それどころか東海道新幹線のエリアに入っても、長いトンネルがあるときはもちろん、浜松あたりの広い平地の中でもブツブツと接続が切れてしまいます。う~む。これはいかんですねぇ。そろそろ別の通信手段を考えなきゃいけないかなあ。。。
広島から東京までは4時間ほど。メールを打ったり、ちょこちょこと物を書いたりしているとあっという間に到着です。こうやって、ある程度かたまった時間が取れるのが新幹線のいいところです。
飛行機だと、空港までへの移動、機内での電子機器が使えない時間、空港からの移動と、同じく4時間弱かかる時間が細切れになって、ちょっとした仕事がしにくいのです。さらに出張用の格安航空券は搭乗便を変更できないというデメリットもあって、東京・横浜への移動はもっぱら新幹線を利用しているような次第です。(飛行機そのものがあまり好きじゃない、ということも大きな理由のひとつです。どうにも地に足が着かない気がして……。)
逆に、新幹線の欠点は、ときどき騒がしい状態になること。新幹線内はビジネス客が多いので、だいたいは静かな環境なのですが、ときどき観光利用と思われるおばちゃんたちの一団が乗ってきて、大きな声で飽きることなくしゃべり続けたり、家族連れの小さな子供たちが大騒ぎしたり(親も「静かにしなさいって言ってるでしょ」と何の効果もない表向きの言葉を繰り返したり)、夕方には一仕事終えたと思しきサラリーマンの2~3人連れが車内宴会モードに入っていたりと、内心、『ありゃりゃ。今日は失敗したなぁ』と思うこともあるのです。
東京駅到着後の昼食は、八重洲側に出て「ふくべ」の並びにある「三州屋」にしてみます。夕方飲みに来たことはあるけれど、ランチタイムは今回が初めて。
ずらりと並んだ白木のテーブルのひとつに腰を下ろすと、すぐに店の女性が、お絞りと割り箸、お茶、お新香の小鉢を持って、注文を取りにきてくれます。
背広姿だったからか、何も聞かれずに昼食メニューが差し出されましたが、ラフな服装で入ってくる男性客には「食事ですか?」と確認してから、食事と答えるとお茶とお新香のセットを出しているようです。銀座の「三州屋」と同じように、昼から飲んでる客もけっこういるんですねぇ。さっき入ってきた男性二人は、「食事もするけど、ビールもちょうだい」と、食事とともに生ビールももらって、乾杯しています。
ただし、銀座の「三州屋」のようなランチ専用メニューはなくて、主菜として3種類くらいの焼き魚か刺身盛り合わせから1品を選び、吸物として赤だし、アサリ汁、なめこ汁から1品を選び、ごはんの大、中、小をいずれか選ぶのが標準的なスタイル。それぞれの単品を足し合わせた合計が、そのまま食事代になる仕組みです。
そういう仕組みなので、昼食用として写真付きのメニューに並んでいるもの以外の料理も注文することができて、吸物代わりに鳥豆腐をもらったり、つまみメニューの何品かと一緒にごはんをもらったりしている人もいます。
私はサバ塩焼き(530円)とアサリ汁(160円)、中ごはん(210円)を選んで、お勘定は900円。小鉢のお新香はサービスだったんですね。ごちそうさま。
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