ワイタベさんと呉酒場 … おでん「あわもり」(呉・新広)
先週土曜日に立石でお会いしたばかりのワイタベさんが、名古屋での仕事のついで(?)に呉まで足を延ばしてくれました。
仕事が終わった後、呉駅の改札口で落ち合って、向かうは2駅先の新広(しんひろ)です。新広駅からはタクシーに乗って、ビューンと「あわもり」の正面に横付け。
まえにしんちゃんさんが呉に来られたときには、宿から近いほうがいいだろうと思って呉の中心街にあるとり屋の1軒に入ったのですが、しんちゃんさんご自身が何度も呉にいらっしゃったことがあって、とり屋のことも私よりもむしろよくご存知で、あまり新鮮味がなかったのです。
次に誰かが来られたときには、多少遠くてもオススメと言える酒場に行かなきゃなぁ、と思っていたような次第。そんなわけで、今日は私が今現在呉で一番オススメの酒場「あわもり」に電車とタクシーを乗り継いでやってきたのでした。
こんな早い時間(午後6時前)に着いたのに、カウンター20席ほどの店内はすでに満席に近い状態。1席だけ空いている席は数箇所あって、その空席の横に座っているお客さんが、別の空席に移ってくれて、ちょうどおでん鍋の前に2席並んだ空席を作ってくれました。ありがとうございます。
新広駅から店までは歩いても10分ほどで来れる距離ですが、我われのすぐ後にやってきた二人組みはもう(席が空いてなくて)入れなかったので、「近くてごめんなさい」と言いながら、タクシーを飛ばしてやってきたのは正解だったようでした。
今日も暑い1日だったので、まずは大瓶のビール(キリンとサッポロが選べ500円)をもらって乾杯し、おでん(どれでも1本90円)は「あわもり」ならではの「かわ」と「きも」からスタートです。
ここ「あわもり」のつまみは、泡盛の取次店から酒場に転向した昭和28年以来、ずっとおでん一本槍(いっぽんやり)。それ以外にはお新香すらありません。なのにいつもほぼ満席。夏の暑い日だって満席なのです。
「なるほどねぇ。浜田さんがここを好きなのがわかりますよ。昔の下町大衆酒場そのものの雰囲気がありますね。東京の大衆酒場は、今はネクタイ族が増えたけど、昔はこんな感じでした」
とワイタベさん。遅い時間帯になると、ここも(ネクタイこそしていないものの)サラリーマン族が増えてちょっと雰囲気が変わるのですが、今のように早い時間帯は、昔の大衆酒場の色合いが濃いのです。
なんでサラリーマンが増えると雰囲気が変わっちゃうのかなぁ。ひとりで来る分にはおそらく問題ないのでしょうが、二人以上になると、その人たちだけにしかわからないような仕事上の話になることが多くて、そのだけがポッカリと他者を排除するような空気になっちゃうからでしょうか。そういうグループが複数いると、酒場の中にブラックホールがたくさんできたような状態になってしまい、店全体としての一体感がなくなっちゃうんですよねぇ。自分も気をつけなきゃなぁ。
あれやこれやとひとりしきり飲んで食べて、ここは二人で3千円ほど。どうもごちそうさまでした。
| 固定リンク | 0
コメント
「かわ」の一種だと思うのですが「あぶら」という裏メニューがありますので今度是非頼んでみてください。かなり脂っぽいのですが泡盛(梅で割らない方がすっきりするかも)がすすむ事間違いないです。突然失礼しました。
投稿: ほっぷ | 2010.07.27 10:27