〔この一品〕 渋谷「とりすみ」の魚肉ソーセージエッグ
呑ん兵衛の手軽なお供、魚肉ソーセージ。野外で飲んだりするときにも、これが1本あればいいつまみになります。上級者(?)になると、片手に飲み物を持ったまま、残る片手と歯で、あっという間に皮を剥いてスタンバイすることだってできるんですよねぇ。(参考:エンテツさんのサイト)
そのまま食べてもおいしいのですが、ここ「とりすみ」では、それを食材として調理して、魚肉ソーセージエッグ(400円)やナポリタンとして食べられます。この魚肉ソーセージエッグが大好きで、この店の来るたびにいただいてるんですよねえ。
ずいぶん前に、魚肉ソーセージは、昭和28(1953)年のアメリカの水爆実験で、マグロが売れなくなったことがきっかけで作られたということを書きましたが、その後、ウィキペディアを調べてみると、ちょっと事情が違う様子です。
それによると魚肉ソーセージができたのは昭和24(1949)年のこと。愛媛県八幡浜市の西南開発工業協同組合で試作品が作られて、昭和27(1952)年に全国発売が開始されたんだそうです。その後、水爆実験でマグロが売れなくなったことで、苦境に陥った水産各社が魚肉ソーセージの生産に力を入れるようになり、昭和30年代には学校給食のナポリタンのレシピにも登場するなどし(「ナポリタン」(上野玲著、小学館文庫)より)、大衆食へと成長していったのでした。
「とりすみ」の魚肉ソーセージエッグは半熟に仕上げられるので、魚肉ソーセージを取って、トロトロの黄身をからめながらいただくのがおすすめです。
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